ソフビは時を呼吸している。
ガラモン一期は深いため息だ。
ビートルズと同じ年にやってきた。
神秘な色は写真では表せない
ガラモン一期の色は他のソフビを殺しかねない
他のソフビが物足りなくなる。
●空想雑貨の年賀状より転載
※一期というのは
最初に発売された製品の仮称です
1966年初お目見え。
ただし異説もあります。
工業製品のくせに
ガラモンはひとつひとつ違っているようだ。
なにを考えているのだろうか?


■ガラモン一期の評価■
ガラモン一期は誰もが納得するソフビの王者。
色においてブリキをしのぎ
形においてブリキをこえた独特のカーブで愛らしく
質感において他ソフビよりもやや大きめでずっしり重く
個体数において少なく
可動箇所は【ソフトビニール史上初の全身フル可働】
(他には同時期のゴメス)
細いしっぽまで動くために
(ガラモンはロングセーラとなり色彩の異なる様々な
バジョンを産むが、しっぽの動くモノはこれのみ。)
俗に「しっぽ可動ガラモン」と呼ばれている。


1950年代後半からセルロイドにかわって
銀行貯金箱など企業広告宣伝物として始まり現在まで続く
ソフトビニールの歴史の中でも
出発を象徴する1966年生まれの歴史的逸品・名作。
マルサンの質的優秀性を代表する存在。
▼ソフビ前史
マルサン怪獣の出現以前のソフビ(ソフビ前史)、
ブリキの戦車や飛行機のうえに
ソフビのアタマがちょこんと乗っている
ブリキとの合体モノや
企業系貯金箱の手足の動かないモノ
さらに女の子人形や動物系人形などでは
とくに女の子人形などでは
体が塩ビ製(分割ラインあり)で
腕がソフビ(ラインなし)というモノが多い。
浅草玩具製のアトム(50センチ)などは典型。
基本的にこれら前期のソフビは
腕や足が動く場合でもいちおう「自由」に動くが
手足の位置は「自在」に固定できなかった。
手はいつの間にかだらんと下がってしまっていた。
1966年頃『村田氏』により関節の自由自在に動く技術が
玩具組合に譲渡解放されたため
ソフトビニールは
マルサン怪獣ソフビにより手足さらにしっぽまで
「自由自在」に動くことが可能となった。


それはまったく新しいソフビ隆盛時代の幕開けの「しっぽ」だった


ブリキ玩具のにび色をこえた塗装。
くちびるもまた良し。
●「ガンタマ」(空想雑貨店主著・1996年発行)より転載
実際に手に取った人は少ない。
たいがいガラスケース越しか
写真だ。
初めて手にした時
息を飲み込んだ。
そして深いため息が出た。
ソフビの「深さ」に酔いしれた。


そして
2004年7月24日発売の雑誌フィギュア王に
ガラモン一期の
広告をのせました。


■浅草の懐かしおもちゃの秘密基地・空想雑貨■