◆◆◆◆◆ ●10年分の
日記全部
●日記を書いてる人
空想雑貨店主



■ガンタマ日記2008年11月に続く■


2008年10月31日(金)
かの玩具王に「一生のお願い」を2回もさせ
おそらく呼び捨てにできる唯一の男
伝説のおもちゃ発掘人にしてライフルの名手K氏がひょこっと店に顔を出してくれた。
おもちゃ屋の親父に洗いざらい全部出させるその秘訣を
ちょっとレクチャーしてもらった。
「それはよ・・・・・・」
おっと、ここから先は企業秘密でござる。

氏はあの大店「倉持」の三千坪の倉庫の在庫全部を買い上げ
およそ三千万円。
あるいは露天商から自宅にあるおもちゃ全部を買取、
トラックで何回も運ばせ
その中から湯島パニポートの坂本氏に「五百個」売ったという。
ブリキのロボットを、である。
おまけとして、バービー人形のサンプル品をあげたそうな。
K氏がいたから、ビリケンがあり、パニーがあり、
アンティーク業者が誕生したと言っても過言ではない。
掘り出し物は「玩具原産地浅草《直》」だから可能だった桁外れの量と質だった。
知っている業者も少なくなった。

2008年10月30日(木)
そこにずっとあるのにずっと見ていなかった景色。
ブックスタンドに建築家コルビジェの絵を立て
ドライフラワーを置いてみた。


この窓辺にさらにオブジェを置いてみるなら
玩具黄金期1960年代野村トーイ製の電動ブリキロボットの傑作
錆びた鉄人28号NO2の灰色のビヤ樽ボディーを飾りたくなった。

2008年10月29日(水)
名前は知らない、しかしたしかに美しいモノはある。
六十歳から始めたという変わり者の開いた養魚場の裏山に生えていた植物。

2008年10月28日(火)
まるで海岸の風紋のような秋の空
知り合いに連れられて山里の養魚場まで鯉を見に行った。
好き勝手にやりたいことだけをやってきた人生、悔いはないという。

2008年10月27日(月)
夕方突然のカミナリと激しい雨。
看板を急きょ店の中に入れる。
株ン十年ぶりの安値。

2008年10月26日(日)
人間自らがデリバティブ商品であることを宣言しているような昨今のテレビ新聞の報道。
人間の価値が下がっていることに気がつかないのだろうか?

一方で、こういうことばを聞くと安心する。
ものづくりには、情熱が欠かせない。
オートバイのヤマハの関係者のおことば。
「ただ、バイクに限らず、
今の“モノづくり”はCADのせいもあるのか、個性が薄れがちなところがあるかもしれません。
その対象が好きで好きで、熱い思いでモノを作る……」
詳しくはコチラ→

昨日は
伝説のカフェ+バー+古書+アートスペース「デルタ・ミラージュ」の同窓会でした。

2008年10月25日(土)
今日も一日元気で頑張りませう



夕方少し早めに店じまいします。
本日のみ六時閉店。

2008年10月24日(金)
首都高中央環状線地下トンネルの掘削機を見ていたら、
なにかのカタチに似ている気がした。
さて、何に似ているのか、ほんとはわかっているのに思い出せない。

10月の和名を「かんなづき」「かみなづき」または「かむなづき」といい、
「神無月」と書き、
全国の神々が出雲に集結し地元の《神が無くなること》を示すと一般的に解釈されている。
それでいいのか。
「ナ=無し」とはずいぶんなイメージ力であること、さ。
おとり様「浅草が江戸に帰る日」


11月05日(水)一の酉
11月17日(月)二の酉
11月29日(土)三の酉

開催時間(各日とも)
午前0時から午後24時まで
おおとり神社ホームページ
おとり様の解説

2008年10月23日(木)
雨の降る夕方
腕を下げるとギヤが動き火(火花だけど)を吹くバルタン星人で遊んでいた
女子が
空想へやってきた。
また寄ってくだされ。

2008年10月21日(火)と22日(水)
30年来のお友達と二人で
未来と現在をシンプルに話し、
はしゃぎ回って遊び回って食べまくっておりました。
もっともっとこういう贅沢な時間を作らないといけませんねえ。
それにしても今月はずいぶん友だちと会うものだ。

2008年10月20日(月)
秋が確実にやってきているようです。
今年はあまり期待できないみたいですが、まもなくオリオン座流星群もきます。
壁の絵を交換したり、
本棚に置いたおもちゃの位置を変えてみたりしましょう。
紅葉にならってすこし深まっていくとしましょうか。

2008年10月19日(日)
南紀和歌山にてエッセレ・バンビーノが開催されました。
イタリア語で「いつまでも子どものように」という意味です。
さて、どんな催しだったのでしょうか?
それは→

2008年10月18日(土)
自動販売機に「おしるこ缶」が並ぶ季節となってきました。

解説がまた気合いが入っているというか。
Web進化論の著者が同時進行でどんどん書き込んでいる。
将棋竜王戦パリラウンド

2008年10月17日(金)
「ゆく水やなんにとどまる」
江戸の自由俳人其角は詠った。
国産プラモデルは浅草のマルサン商店が販売を開始して
ちょうど五十年。
プラスチックモデルは、一体何処にどうとどまるのだろうか。
イマイ科学のロボットシリーズ第1弾サンダーボーイが開いた道は
何処に消えたのだろうか?

木製飛行機が模型の代名詞だった時代から
プラモデルにかわっていった歴史は
やはり木製加工チェアから
プラスチック製チェアへとかわっていったイームズやパントンらの
家具デザイン史のまさにおもちゃ版ではないだろうか。

2008年10月16日(木)
地味に、メンコをビニールの袋に入れて、
仕分けしていました。

2008年10月15日(水)
もう少しの間
おもちゃのもつチカラを信じていよう。
おもちゃがつまらなく見えたときにはたぶん暮らしに曇っているか
おもちゃの関係者に疲れたときだけなのだから。


日本製の古いおもちゃにはまだまだ《未開拓》の
本や雑誌に書かれたことがない想像力の強いチカラがあるんだ。
ミッドセンチュリーの家具やクラシックなオートバイや
ドーナツドリッパーで入れたコーヒーの味といっしょさ。

2008年10月14日(火)
お米といえば
白米しか知らなくてそれがあたりまえと思っている人に
玄米のことを話しても
なかなか伝達が難しいように、
何事も
値段をスポイルして
美的価値を伝えるのは、同じようなことかもしれない。
リーマン的現実から醒めてくれればよいのだけど。
仮に星が美しいならば
埋蔵鉱物資源だけで判断する者がいるだろうか?

2008年10月13日(月)
祝日なれど本日も営業しています。


お客さんにニコニコされるのがほんとにうれしい
車のレストアの親方が控えめに話していたのに、僕も相づちを打ったことがある。
ブリキのピストル、探しに何十軒か探がしてやっと僕の店に来た方がいた。

「これが欲しかったんだ」とほんとにほんとにニコニコ顔でした。
また、よってください。

2008年10月12日(日)

最近フリーマーケットの盛り上がりはどうなんだろう。
都内は行く気がしない。
行くんだったら、すこし遠出をして、帰りにちょっとB級グルメでもいただいて、
温泉でも入ってきますか。
誰かうちのお客さんに運転してもらってね。

2008年10月11日(土)
今月はいつになく人と会っている。
会いに出かけたり、来てもらったり。
過去を思い出したり、未来を感じたり
光を送ったり、そよぐ風が届いたり。
いっしょに石を積み上げようとしたり。

1960年代生まれの日本のおもちゃとひなたぼっこしたい人は、
ミッドセンチュリーの家具や雑貨の好きな人は
カフェ好きな人も
空想雑貨とすばやく接触してください。
映画やテレビや古物リサイクル店や秋葉原にはない雰囲気が生息していますから。

2008年10月10日(金)
昨晩、神田神保町スズラン通りにある古書店キントト文庫と
ロイホした。
「そろそろ大ヒットおもちゃ本書いたら」といわれた。
ふむふむ。

2008年10月9日(木)
iPodがあると常にCDライブラリーを持ち歩いて
どこでも聴ける場所になるのはもちろんなのだけど、
そこへ行かないと音楽が聴こえなくなる場所を作った。
ついでにそこへ行かないと続きが読めない本というのも設定した。
やっぱり素晴らしい、僕らのブラッドベリ
この本を読み終えるまでは、夏が続く。
ブラッドベリの1行を味わいながらエンドレスでかけていた


試聴サイト「小瀬村晶」

2008年10月8日(水)
娘のために作ったおもちゃ。
ニューヨーク近代美術館に展示された。
イームズ作。
サイズは巨大だ。
材質は木(成形合板)。
評価は、
金額は、(去年生誕100年で限定発売)
アートとおもちゃの違いは?
ちょっと説明してみてください。

2008年10月7日(火)
六時頃のとびっきりの夕焼け


今年の夏以来おもてへ出て空を見上げることが多くなった。
自分の内部で地殻変化が起きているのかもしれない。
この大気のパノラマ。


我々は1秒ごとに変化してやまない統計的存在なのである。


さっ、
ブラッドベリと夏の夕方みたいなCDとコーヒーを持って、
ヒミツの場所までドライブに行こう。
小林健二の画集も忘れずに持って行こう。


『人類の夏リーマンの月おちる』(空移)

2008年10月6日(月)
映画三丁目の夕日の成功以降
テレビや映画にレトロシーンが増えた。
そしてそれらは必ず三丁目の夕日と比較される。


自分としてはこのNHK番組「駄菓子屋少年堂」が転機となった。
収録日は渋谷のNHKの巨大スタジオに一日つめていた。
たしか朝10時から夜10時くらいまでだった。
シーンの撮影のたびに細かく、オモチャを移動させたり
モニターで映り方を再チェックした。


美術さんやスタイリストさん達にできない
いや、不可能な当時の風景をセッティングすることが
僕のオモチャ屋としてのもうひとつの大事な仕事だと実感した。



当時のオモチャの売られ方、
木のケースに飾るディスプレー、
しかもこれらを上手に配置しいい絵になるようにコーディネートすること。



オモチャの気持ちとオモチャ屋の心情を知らないモノには、決して表現できない。


ただ懐かしグッズを並べただけでは、
テレビ番組も映画のワンシーンもマニアになることもアンティークショップのオーナーになることも、
たとえなれたとして
不十分なのさ。
そのことが言いたかった。

2008年10月5日(日)
「そっちの世界と同じでこっちの業界にもパチモンが現れたんだ。」
デザイナーの友人から言われた。
「その次はパチモンの方が世間受けするって言う構図かな」
僕は返事をした。



昨日は銀座ギャラリー椿の「小林健二展」のオープニングに顔を出して、
小林健二と珍しく写真を撮ったあと、
友だち三人と僕たち夫婦で墨田区の長屋カフェ「スパイスカフェ」
でカレーセットを食べた。


作品の「青」は格別好きだ。
年輪を重ねるだけ重ねていくと、
深く積もって濁っていく「青」の色とは違って
逆に「青」が深くどんどん透きとおっていくのだ。
思念の井戸の底に「青」をぶちまけたような「青」の色。
こんな「青」を体現できるアーチストは彼を置いて他にはいない。
出口王仁三郎の器の「青」が似ている。


ちなみに古代日本では現代が「青」と表現したものの本質を「全宇宙」と考察し感受していた。

2008年10月4日(土)
「将棋は全部の駒が関係していると言う事。
将棋って、全然関係ない隅っこの香車とか端歩とか、そういうのが大事なんです。
これはすごい発見です。」
羽生善治将棋永世名人

1997年に怪獣ソフビの本を出すとき表紙の写真に
「マルサン初期エレキング白タイプ」を
採用した。
この時多くの人は、「なんでガラモン初期を使わないの?」と不審がった。
ガラモンが用意できなかった訳じゃない。
有名とか無名で判断しないように、常にジャッジしてきた。
たんなるお宝自慢の本はそれはそれでいいだろう。


しかし、ソフビの愛や美にまで踏み込む本は、
なんといわれようと《eye》が必需品なのである。


たぶんいまだにいやこれからもぶっこわれたおもちゃやソフビを【堂々と】
美学的に紹介していく本はないだろう。
自慢である。
が、どんどん続いていただきたい。


拡大写真

2008年10月3日(金)
友人の美術家「小林健二」の展覧会が、東京で二カ所開催されます。
銀座では明日から。
詳細
画廊

怪獣玩具の冒険
神谷僚一
[写真]小林健二
緑色電気集(函入り)
神谷僚一
[装幀オブジェ]小林健二
「怪獣玩具の冒険」はAmazonで購入できます。
コチラから
1990年代後半の雑誌クワントの広告

2008年10月2日(木)
いいとか悪いとかじゃなくて、
大空同様に僕らもまた変遷していく。


ここ十年の旧式玩具業界変革のポイントは
ヤフオクと
2005年11月に公開された映画ALWAYS三丁目の夕日である。
前者は、仕入れルートに
後者は、マニアと一般の消費者層の一大変革をうながした。

2008年10月1日(水)
神聖なる夕焼け
日記も書き続けてなんと十年。
最初は世紀末編と世紀開け編を書いて終了する予定だった。
こんなに永く書き続けることになるとは。
第一回目の書き出し
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1998年10月5日(月)
おもちゃはコミュニケーションツールだと思う。
僕はそれを証明したい。
しし座流星群が久しぶりにやってくる。
以下続きはコチラ
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これから少しずつ十年をふりかえってみようと思う。
旧玩業界と僕の店のことを。
その前に十年分一気に読みたい方はコチラから

2008年9月30日(火)
今日はたぶんおいしいコーヒーを飲みに行きます。
おいしいパンか
おいなりさんを買って、
リセットします。

2008年9月29日(月)
世の中がリーマン的現実ばかりで表現されるわけではないことを
我々の世紀は証明しなければならないだろう。
美しいモノは決して独占することはできないことを身をもって示したのは、
かの利休であった。
美しいモノ、うるわしいモノはいうまでもなく資本主義経済の尺度では測れない。


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