◆◆◆ 世紀あけガンタマ日記 ◆◆◆


過去の日記 98/10 11 12 99/1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 2000/1 2 3 4 5 6 7 8 9



10月1日(日)
春暮れて後、夏になり、夏 てて、
秋の来るにはあらず。
春はやがて夏の気をもよほ し、
夏よりすで に秋はかよ ひ、
秋は即ち寒くなり、
十月は小春の天気、草も青くなり、梅もつぼ みぬ。
(徒然草第155段)

NHKの人形劇
ひっこりひょうたん島の真相。
ガバチョやサンデー先生は、死者だった。
ひょうたん島へピクニックに出かけた時点で
すでに噴火に飲み込まれていたという設定だったらしい。
昨日の読売夕刊で
そんな話を作者井上ひさしが語っています。
ドン・ガバチョが死装束したシーンって
よくでてきた気がするもんな。

10月2日(月)
四角いお月様と三角のお星様のうわさ話。
「研究中だっって………」
「いいや、実行中なんだ」
「でもさ、わからないよ」
「うん、見えない研究なのさ」

僕の本「緑色電気集」、「怪獣玩具の冒険」の装丁者、写真家で
友人の美術家小林健二が来週から
九州福岡で大規模な展示会を行います。
詳しいことは調べてみて下さい。

昔気質
ムカシカタギ
とてもイイ響き。
気質 カタギ という語感の中には
何か宇宙的定型句である生き様というソフトウエアが
インストされている気がしてならない。

九州の美術館の学芸員のN 嬢から電話あり。
健二氏の話。
人と人との出会いはほんとうに執筆途上の長い長い物語だ。
神様が書いているんではないか、とも思う。
電話を聞きながらそんなことを実感する。

テレビドラマの撮影がある。
舞台は空想雑貨。
主演は松嶋奈々子
まあたぶんホンの少しだけだろうけど。

10月3日(火)
うちのホームページはどうも女の子からリクエストが多いような。
うれしいことです。

撮影中止。
しらんもんね。

このさい店のレイアウト変更しよう。

10月4日(水)
縄文時代の土偶を多数みる。
土偶は粘土で作られた「ヒトガタ」のこと。
僕のお気に入りは
円錐型中空土偶。
これはまるでブリキのダンス人形のように
チューリップのようなスカートをはいている。
それから
バンザイ土偶
キャプテンウルトラに出てきたバンデル星人のようだ。
手がもちろんバンザイポーズ。

太陽の顔と幾何学模様が合体したような
曽利土偶をはじめ
マルサンのソフトビニール怪獣カネゴンのような倒れない足
安定感のある曲線の強調などなど。
よほど気持ちに余裕がないと
そして環境が温和でないと
このような表現物は作ることが難しいだろう。

紅葉を裏から見た。

10月5日(木)
入り口のレイアウトを変更した。
店の中に入らなくても
通りがかりの人でもドア越しに
医療用ケースに飾ってあるおもちゃを見ることができるようになった。
棚にはブリキの動物や水晶が置いてある。
晴れた日には
ケースもあけてみようかな。

画像ソフト・フォトショップを使って
少しだけアタマのいいことができるようになった。
画像の周りに余白を加えるやり方を
やっとマスターした。
この件に関してはもうだいじょうぶ。

デジカメのメモリーに使っていた物が
(スマートメディア用フロッピーディスクアダプタ)
新しいパソコンでは使えないことが判明した。
外付けのフロッピーじゃ駄目なんだそうだ。
(僕のVALUESTARはCD-R内蔵だけどフロッピー外付け)
USB接続じゃ不能ということらしい。
なんだかやっかいだ。

10月6日(金)
商品撮影をしてフォトショップで加工して
ホームページビルダーでレイアウトしコピーを作り編集して
FTP転送し
おしまい。
今日も残業であった。

鳥取で大地震。

10月7日(土)
今日も店主は玩具の資料を眺めて
研究するのであった。

@ニフティのうまいものイベントに参加しようと思ったが
うまいものといえば
食べ物がとうぜん主役である。
おもちゃやが出ていったらへんかな。
おもちゃ=うまい
さて、もう少し考えようっと。
うまいおもちゃは、ないのか?

10月8日(日)
昨日の夜サッカーワールドカップ予選のイングランド対ドイツをライブ観戦。
イタリアも見たいし、ブラジルもアルゼンチンも気にかかる。

長いこと画像の画質レベルの設定に悩まされていたが、
やっと解決できたと思う。
専用ソフトを使わなくても良かった。

秋たつや何におどろく陰陽師(蕪村)

10月9日(月)
サイトマップを作りました。
ホームページという躰を分解した気がします。
ご利用下さい。


空想雑貨  

空想のおすすめ 鉄人のキーホルダー

こんなスタイルシート遊びをしている。
加算したり修正したりしている。

10月10日(火)
日本語ドメインやjpドメインは
取らないといけないのだろうか。

富よりも想像力を求める人たちを僅かながらコレクションしている。

歯をきちんとブラッシングしているのに
虫歯だという。
そういうこともあると歯医者に言われた。

どーでもいい日になりそうな予感がしたので
秋葉原まで行ってパソコン関連品を買って
お茶の水の古書街まで散歩することにしよう。

そういえば
淡路町まぎわの
宮沢賢治ゆかりの宝石屋がいつのまにかなくなっていた。
思い出すこともできないくらい平凡なビルになっている。

10月11日(水)
いい天気だ。
どこか遠くへおもちゃを探しに行くには。
でも
いまや日本中で商店街はなくなり
人の心も
様変わりしてしまった。

「アメリカ生まれスーパーマーケットから始まった
大量消費社会は、
あらゆる商品をファッション=サブカルチャーにして販売した。
その代わり
歴史も伝統も物語も、
商品から捨て去っていった」
(堤清二元セゾングループ会長/読売新聞より)

1984年銀座に西武デパートがオープンしたとき
東京の人間は
恥ずかしくて入れない気がした。
江戸っ子は。

総じてセゾンは東京観光みやげのような処があった。

しかしこの堤さん説は
正しい。

物語性のない商品販売など
やってられない。
顔のない商売など
やっちゃいけない。

10月12日(木)
dip in the poolのアルバム
「7」(1994年リリース、Sony Music)
の中の
「NOSTALGIA」

聴いている。
Miyako Kodaの歌



拡がる。
 答
 え
 ら
 れ





ゆれる
ゆれる………

10月13日(金)
ヤフー、インフォシーク、グー
の三大検索エンジンに
とあるキーワードで
ベストテンにランキングされていた。
………気がつかなかった。
それはよかったのだが、
そのページだけたまたまいいだろうと思って
トップページへもどるリンクを張ってなかった。
あわてて取り付けた。

キーワードとは、
「昔のおもちゃ」。
すると「おこづかい通販」ページの上の欄にある
昔のおもちゃ会社について
というページにつながります。

このキーワードで
トップページがリンクされていなくて
別のページがランキングされているのは
なんかふにおちないけど
まあ、いいか。
ここからトップページへ来てもらえればいいんだから。

10月14日(土)
そろそろメールマガジンをと考えています。
読者参加型にしていきたいですね。
ヤフーオークションのここに気をつけよう
とか
僕が見つけたスグレモノ
とか
空想の近所のおいしいモノやさん
とか。
もちろん新入荷情報もいれます。
それにアンティック業界はどうなっているのか
というような特集もやる予定です。
いろんな方面の人の声も聞きたい。

ホームページもまたコーナー作りますが
さらにメールマガジンでパワーアップしていきます。
きっとライターも募集します。
企画があったら教えて下さい。
11月ちゅう創刊予定です。
とりあえずは月一発行のつもり。
はっきりしたらまたホームページのトップページで
発表します。
お楽しみに。
ご協力よろしく。

10月15日(日)
メールマガジンをやろうと思ったら
あれこれアイデアが浮かんできた。

メールマガジンでは
少し聞き役になろうかと思う。
皆さんの体験した「おもちゃ世界」の話を聞いていようとも思う。

おもちゃは
おもいで


でもあるだろうし。

誰にも見せたことのないモノが
密かに売れた。
口外無用という条件で。

10月16日(月)
今日はメルマガの会議をする。

今朝のローマ戦観戦のために
睡眠がズタズタ。
ふぅ。

10月17日(火)
博物学は薄めるための口実であるようだ。
形態学は
形をあらわす凡庸さから
形をなくし心の中で崇める流儀に敬意を表さねばならない。

おもちゃはメタファーである。
そして世の中と相似形である。

10月18日(水)
せめて一日ぐらいは
彼らのように生きたいと思っていても
夕方になる前に
たいがい生活的なことの前に
忘れてしまう。

10月19日(木)
ホームページ作りの定番
IBMの
ホームページビルダーの新バージョンが出ることの方が
アメリカの株価よりも気になってしまう。
どこでもレイアウト機能が強化されているらしい。

おもちゃについて何か書いてくれと言われても
おもちゃを生み出した人たちに敬意を払ってほしい
というばかり。
職人を愛せなければ
おもちゃの評価もなにもあったものじゃない。

さびしさの嬉しくもあり秋の暮れ
(蕪村)

10月20日(金)
昨日、雑誌「玩具人生」編集長佐々木くん来る。

地方のショップよりTEL。
ガチャポン支持層の分析話。
セイントセイヤじゃなあという話。
最後は
お互い頑張りましようね。
ということで電話は終わった。

夜、友人と会うので銀座まで出かけたら
また佐々木君と会う。

友人とはIT談義。
日本語ドメインのことを聞いたら軽くあしらわれてしまった。
Webデザインとコピーの本の構想を話したら
賛成してくれた。

10月21日(土)
検索エンジンを利用することが多いが、
なかなか優秀なページに巡りあわない。
「昔のおもちゃ」
で検索すると膨大な数のHPが出てくる。
たんなる「おもちゃ」で調べると
大人のおもちゃまで入ってくるし
かなり悲惨な結果になる。

この検索エンジンではなんと80万件出てきた。
ヤフーなんかに負けないぞ
と覆面レスラーが騒ぐCMで有名なところだ。
エキサイトhttp://www.excite.co.jp/ では
昔のおもちゃ
とサーチをかけると
空想が第一位となっている。
よい気分。

10月22日(日)
群馬県のThanks君から久々の電話。
僕をおもちゃ学の講師で呼んで下さいね。
あいかわらずのストロングスタイルなのを
喜んでもらえたような。

はじめてきたお客さんに
この店は何年ぐらいやっているんですか。
と、聞かれた。
…店もまだまだだよなぁ。

「時間よとまれ」(手塚治虫、NHK放映)の
凧を買ってくれたお客さんから
きりはないですか
と、聞かれた。
たこのひもをほどくのにきりがいいらしい。
一カ所だけはずすと
平らになるので重ねて保存ができる。
勉強になった。

10月23日(月)
とっとと早じまい。

10月24日(火)
家の用事で出張。

10月25日(水)
帰ってきたら、とある会議室のメールが
あふれるほど溜まっていた。

おもちゃとはまったく無関係な出張であった。

10月26日(木)
旧石器時代の一大発見。
世界最古の原人生活遺構みつかる。
なんと60万年前。

人類の透明な足跡(宮沢賢治)

タウン誌の取材
おとりさまの特集とからんで、ちょこっと出る。
浅草とおもちゃの話をした。

10月27日(金)
模型雑誌ホビージャパンの広告は
12年続いた。
いよいよラストワンである。
年内いっぱいで止めることにした。
でも
店もホームページも続きます。

コピーライターとして
144本コピーを作ってきたことは
感慨深い。

ホビージャパンを裏から読ませたのは
空想のひとつの成果であろう。

メディアという点で
サッカーの中田選手がホームページを開設した事情と
空想雑貨がホームページを開設した事情とは
同じパッションが流れている。

心のオマケ(1992年空想雑貨広告より)

10月28日(土)
日記を書く気にならない。

浅草史に関する新資料入手
明治の美術家岡倉天心の新資料入手

銀行貯金箱入荷

10月29日(日)
ヒーター入れる。

お客さんとのんびり話す。
昔のおもちゃ工場の
原始的環境について。

今とてもつらいことになっている友人と
あと五年したらツーリングに行く約束をする。
オートバイを通じた付き合いで
もう二十年ほどになる。

古本屋でホビージャパンを手にしたらしく
(年長のこの友達の経歴からすればそれだけで驚くべき事なのだけど)
今年一月号の広告
「おもちゃ屋はピンからキリまであるけれど
ブルマァクのような
生き方はしたくない」
に気が行ったらしく
この「ブルマァク」はなにもの?
と尋ねてきた。

僕たちは未来の話を二時間ほどした。

10月30日(月)
電話での問い合わせが多い。
なんたって「幻の名店」らしいから。

企画書をもらったが
結局ダメだったらしい。
テレビはどうも雑誌に比べて勇気がないようだ。

雑誌も特に勇気があるわけではないが
もっと踏み込んで欲しい。

僕はいまとても対談がしたい。
僕はいまおもちゃの世界の美しさについて
そしておもちゃの世界のはかなさについて
おもちゃの世界の栄光と没落について
いろんな人と語り合ってみたい。

10月31日(火)
遅れている「江戸論」の原稿、かなり進む。
遣唐使まで書いてしまったから(ほんのすこし)
ずいぶん広範囲で新感覚ということがわかるでしよう。

おもちゃに「江戸論」は不可欠。
おもちゃに「職人」と「ガンコ社長」も不可欠。
むろんただガンコなだけではなく、新規事業に熱心だったけど。
ということをもっと書いた方がいいと思ったので
トップページのコピー修正しました。

●世紀あけガンタマ日記11月

■浅草の懐かしおもちゃの秘密基地・空想雑貨