◆◆◆ 世紀あけガンタマ日記 ◆◆◆


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8月1日(火)
なんだか夏も半分が過ぎて、
2000年もすでに折り返し地点を越えていた。
先日報道されたように
ニュートリノに質量があったように
苦労のない物質はない。
光の速度が限界だと思っていても
光より早い速度の伝達もつい数日前に発見されている。
「にもかかわらず」僕は生きていく。
オルカのやって来るはるか遠くの海峡の歌も待ち遠しい。
「スピン」しながら僕も空想雑貨も昇っていく。

地球の特許、黄金の夏。

パソコンラックを買ったら不良品だった。
足のタイヤの穴が上下逆についてた。
直ぐに持っていってかえてもらった。
そうしたらそれもパイプがへこんでいて
さらに新しいのにしてもらった。
やっと組み立てた。

8月2日(水)
親友の菅原YOUリザード君が
Web日記に利休の辞世の句と
岡倉天心の英訳のことを書いていた。
「サマーツリー」という曲を作ったようだ。
なによりも麗しい。

新しいウインドウズマシンを購入。(3台目だ)
PentiumV
128MB
30GB
液晶15ンチ
ワイヤレス・キーボード&マウス

早くもフリーズしたけど。
98初体験だから、だからまだ戸惑っています。

8月3日(木)
朝から晩まで
パソコンのセッティングにかかっていた。

メーカーに問い合わせ一回
店に行くこと二回
プリンターが認識できずアンインストールして再度セッティングして
OK。
ワイアレスマウスに弱点あり。
再度設定し解決。

8月4日(金)
午後から「リサイクル通信」の取材。

「行き方教えてください?」
さっそく店の場所をFAXで送る。
これは買い取りのお客さん。

売ると寂しそうな顔をするからな
H氏にいわれる。
もっと最近の店はばんばん売ってるよ。

空想は売り方も古風である。

一気に買うと一気にあきるような気がする。
隣でそんな会話を聞いていた取材記者氏もうなづいていた。

魔神バンダーの掲載された
月刊漫画雑誌「冒険王」が
でてきたので
店に置いておいたら
ちょうどバンダー氏がやってきて購入していった。

8月5日(土)
ト とろ
 池田弥三郎『私の食物誌』(岩波書店、同時代ライブラリー)の9月
27日は「とろ」の項となっています。
 すしの話に『古事記』の引用も大げさだが、という前置きで、黄泉の国
に行ったイザナギノミコトが、見てはいけないというのにのぞいてみると、
イザナミノミコトのからだにうじがたかってトロトロとなっていたという
話をひき、この「トロ」はまぐろのとろ、今のとろけるという語と同じで
はないか、と述べています。
「まぐろのとろというとあぶら身のところをいうが、とろという語は直接
にあぶらとは関係がなく、要するにあぶらのところはとろけるような状態
になっているからそういうのだ。死んで、くさって、とけかけて、「とろ
ぎて」いる肉体はつまりとろである」
(本のメルマガより引用)

親父と同じ名前の「弥三郎」ということで
良き時代の風流文化人ということで
池田弥三郎さんのことは記憶していた。
なにが印象的かといえば
寿司のトロの語源を古事記に求める回路。
文学者としてこれは正しい。

夕方以降、華麗な来客

夜、空想会議

8月6日(日)
二十世紀横丁氏宿泊。
高見君主催のOFF会(水遊び大会)へ
水中モーターを持って出かけていった。

夕方きつね雨。

少し夏ばて気味なのかも知れない。

8月7日(月)
雨が降りそうな天気。

新パソを試運転。

8月8日(火)
夏休み

霧降高原
日光江戸村
川治温泉。
川治温泉には子供の頃
転地療養のためひと夏幼稚園に編入したことがある。

菅原道真の黄金像があり
菅公と牛の話を初めて知った。
江戸村はなかなかあなどれない。
忍者ごっこは大好きだ。

8月9日(水)
雷雨
竜王峡散策
山にかかる霧
山の深い緑
川面をたたく雨
露天風呂

8月10日(木)
日光塩原もみじライン
高原の木道散歩

旧ロボコンの巨大マシンを発見。
片腕がない。
記念撮影。

夕方、家につく。

ケロヨン(不二家)と
シスコのまんが手帳(谷岡ヤスジぱらぱら漫画付き)
が届いていたのだ。

8月11日(金)
元気のいい編集者嬢のビジネス取材。
儲からない話をした。
この会社では声が出せることが重要視されているそうだ。
おもしろい。
最近はおもちゃよりもビジネス関連の取材がおもしろい。
編集者の元気度と学習能力が
大いに違う。

日記のレイアウトを変えた。
読みやすくしたつもりだが、
お気づきになりましたか。

8月12日(土)
朝、谷岡プロから連絡。

98で制作したファイルのソースを開くと文字化け。
ネットの本文画面は問題ない。
いろいろやってみたのだが、悩ましい。

ゆくな蛍(ホタル) 都は 夜もやかましき
………俳諧師一茶のかっこいいところ、いよっ!

8月13日(日)
東京はガランとしている。
浅草は夕方から人が多かった。
空想は時間が止まっている。

8月14(月)
床屋の中村さんが来てくれて
いとこがガメラを買ってくれた。
連れてきた息子はすぐあきてしまったが。
「買い物したのママには内緒だよ」

江戸前くんと夕食。
もんじゃ君のうちあわせ。

8月15日(火)
ものづくりはパズルに似ている。
二年がかりでやっとパズルが解けた。
後は突っ走るしかないだろう。
これは江戸城のパズル。

さてやっと荷物を発送した。
出てこない荷物があってずいぶん待たせてしまった。

京極夏彦について聞かれたことがあったけど
ホビージャパンに掲載した「骨董魔術論」(Web版とは違う)
「骨が薫る」の章だったかで?
たぶんどこよりも早く京極堂について書いている。
ということです。

8月16日(水)
神宮外苑の絵画館前の並木道は
青山通りから見ると
まるでタイムトンネルの入り口を目の前にしているような
そんな錯覚をする。
東京も場所によっては緑がまぶしい。

帰ってきたら
@ニフティから商店街の認証通知が来ていた。
月末からニフティの電子決済が使えるだろう。
その前にいろいろ準備点検しないと。

8月17日(木)
商品撮影。

テレビ局の取材。
浅草の歴史、おもちゃ産業などを話す。

冒険展(1997年)のことをまとめる。

@浅草散歩の小沢さんにメールする。

8月18日(金)
思いきって新装開店する。
リンクなどは大丈夫だと思うけど。

@ニフティへは来週の金曜日正式デビューとなる。
ニフティの電子決済iREGiの方はもう使えます。

また少しずつ足していきます。
情報も商品も。
少しずっつね。

8月19日(土)
あわただしさばかりで日が暮れた。
初めて「代引き」で通販した。

最古常連の一人A氏ひさびさに来る。
いろんな思い出がある。
平成元年にたぶん業界初で
ピンクのメガロを発掘したときも
彼は目撃している。
「前より増えたんじゃない」
一番の殺し文句だ。
うれしいね。
カウンターにハック、ギララ、ジャイアントゴリラを
並べて遊ぶ。
座敷の奥まであがってもらって
在庫を見せた。
今度すき焼き食べにいきましようね。

8月20日(日)
北原さんよりも古くからやってるBookstore氏来店。
「戦友談義になったね。」
後でメールいただく。
彼とはほぼ同世代で
しかもおもちゃ探しのベテランときているから
話の弾まないわけがない。

おもちゃハンティングの失敗談を
お互いに身振り手振りで話した。
実例付きで。

「こういう商売、儲からないでしよう」
久しぶりにいわれた気がする。

夕方、怪獣のお面を持ってきてくれた
御婦人がいた。
半魚人とかのゴム製マスクだった。
断る理由に一苦労した。

8月21日(月)
肩こり

お中元に
マルサンのブリキ製原子力潜水艦ノーチラス号をもらう。
昭和三十二年製造のもののようだ。
ずっしりして重たい。
ありがとう。

パッションワイン.comの小仲さんにメールを書く。
デザインの本を教えてもらう。

8月22日(火)
朝一番の宅急便で
谷岡ヤスジ夫人から新刊本が届く。
さっそく、HPで紹介文を作る。

青山ブックセンター
キントト文庫
へ行く予定。
原稿用紙三十枚
書く予定。
予定だけの予定の日。

8月23日(水)
国宝とは何ものぞ
宝とは道心なり
道心ある人を名づけて国宝となす。
(比叡山根本中堂に掛かっていた最澄の言葉)

家人にパソコンを触らせたら
どうもおかしくなった。
おもうように、あれ、いかないな。
困った。

8月24日(木)
新パソコンにCDRWが書き込めるようにした。

サザンの茅ヶ崎ライブを店で流していた。

「無知の贅沢」
文豪メーテルリンクが「青い鳥」のなかで
発言していた。
もちろん皮肉である。
彼には「貧者の宝」という題名のすばらしい随筆がある。

70年代のカードを整理した。
ラッキーカードが混じっていた。

8月25日(金)
プロレスライターの斉藤文彦さんから
「アメリカーナ.com」という
アメリカンプロレスを取材した雑誌が届いた。
僕の知ってるプロレスとあまりに違うので………
ハリウッドが向こうに見える。

外付けのフロッピーがメーカーより届いた。
このぐらい一体化してほしいな。
薄いサイズを保ってね。

リサイクル通信8/10号(リフォーム産業新聞社03-3546-0775)で
「やんちゃ造形が語るソフトビニール人形の芸術性」
という話をしました。
下北沢ヒーローズの多田さんの談話と一緒に取材されているので、
興味のある方はのぞいて下さい。
かわらないのは、多田さんのとことうちぐらいだろう。

8月26日(土)
玩具組合の会長だった山田徳兵衛さんは
常々いってらした。
「玩具やは経営規模が大きいとか小さいじゃない。」

それが戦後長く繁栄してきた
玩具業界の発展を支えてきた戦略的パッションであった。
利益第一に業界を持っていかなかった視点が
未来的で新鮮である。

僕のいるアンティックトーイ業界も
テレビの鑑定団の始まる少し前ぐらいまでは
自由な競争を楽しむ雰囲気があった。

下北沢のヒーローズさんが
いいものを出せば
よりいいものを見つけて店に並べようとした。
ビル付き鉄人28号のプラモデルを出せば
空想はグリコのプレゼント品「スタンプ鉄人」のプラモデルを出してみたり。
懐かし屋さんが一連の旧イマイのプラモデルを連発したときは凄かったが、
空想は電人アローやサンダーボーイを入手して対抗しようとした。
それはゴローにはゴメス一期、
未組立旧イマイにはマルサン電動怪獣という競り合い方だった。
それは超一流アンティックショップ店主たちだけにわかる
奇妙な暗黙の了解だった。

1990年代半ばまでの
毎月毎月ショップのプライドをかけた
おもちゃの一級品レースみせっこ大会は
値段はともかく超一流マニアたちにも
その緊張感、見えない火花は快感だっただろう。

8月27日(日)
第四回日本オンラインショッピング大賞事務局から
応募依頼があった。
ウレシイのココロ。

大正時代に作られた
浦島太郎の土人形を見せてもらった。
亀に乗っている高さ35センチぐらいのもの。
亀が海を左斜めに進んでいく。
普通は平らな亀の上に
浦島を配置するのだろうが。
これは斜めに進む亀の斜面に
浦島が乗っている。
このためとても動きがある。
波も凹凸をつけて力強い。
これが悩みもなく普通なレベルの造形物として
うまれているのだから。
戦前までのもの作りのレベルは
相当高かったと言わざるを得ない。

開店以来十数年使っていたレジが
いよいよおかしくなったので
新しいレジを買ってきた。
が、セッテングができない。
あちゃ。

8月28日(月)
昨日の来客者が過去最高を記録した。
なんと約750人。
いつもは100人なのに。

新しいレジの設定ができず
サポートセンターへ電話。
「強制終了のボタンを押してですね、
金額の脇にある数字を押して下さい。」
マニアルにもっとわかりやすく書いといてよ。

某テレビ番組取材正式受諾。
代表的なおもちゃを三点とりあげて解説することになる。
さて、何にしようかな。

8月29日(火)
朝からパソコンの前に座り
ニフティとSo-netのお店情報を更新した。
終わったのは、四時だった。

ここからが僕の自由時間。
ネットの万葉集事典で調べものをした。
結局、文庫の万葉集を当たることになったが。

世間は捨てて置いてから評価する傾向がある。
歴史的に見てそういうこと。
特別気にはしない。

夜、鉄人愛好家よりメールあり。

8月30日(水)
昨日神田神保町三省堂本店まで散歩して買った本
1月商100万円必ず儲かるインターネットショップの作り方
2ザクザク儲かるホームページの掟
3オンライン商人成功への道
4アングロサクソンは人間を不幸にする
「収奪が当たり前」の海賊システム。
日本人はこのやり方に、ついていけるか?
資本主義発生の背景、アメリカの歴史をひもときながら、
市場万能経済の
本質を洞察する力作評論。(帯より)
(ビル・トッテン/PHP研究所)

こんな不況の世の中だからこそ
「好きでやってます、儲け度外視商店」
「あんまり儲からないけど楽しくやってるよ商店」
がたくさん出てこないと
この国の復活はない。
ネットもおもしろくない。
電子商店はもっと表現の多様性があるはず。
だから電子商店が傘やの宮武さんやイージーさんを目標にするのはいいけれど
それは残念ながら
みんなハートが貧しくなっているのかも知れない。

7月31日(木)
午後一番で
テレビ「アド街ック天国」の撮影。
自動車ルノーのプラモデルを紹介しようとしたけれど
スポンサーの関連で急遽、差し替え。
ちょっとあわてた。
放映は十月後半。

撮影風景

◇世紀開けガンタマ日記九月へ

■浅草の懐かしおもちゃの秘密基地・空想雑貨