▲骨董魔術論の出版事情について▼


この原稿は1998年出版社トレヴィルから書き下ろし単行本として出版される予定でした。
しかし出版社の解散ということになり、そのままになっていました。
作者神谷(空想雑貨店主)の強い意向により
このたび本とは別個に
インターネット上にてひとあし先に公開することにいたしました。
関係者のみなさま、特に編集担当者・後藤真理さんに感謝いたします。
●「骨董魔術論」に関する題名、内容、論説の無断使用、盗用、営利目的の複製、掲載などを禁じます。
すべての著作権ならびに知的所有権は作者神谷僚一にあります。
●学術的・学際的・研究的使用はむろん問題ありません。どんどん引用して下さい。
その場合は、メールを下さい。
◆文章量は、縦書き原稿用紙約250枚です。一章10枚見当です。
ネット上では横書きにしてみました。
プリントアウトした場合、だいたい4枚です。
一章から順番にリンクを張っています。
どこから読んでもらってもさしつかえありませんが、最後の章だけは、最後に読んで下さい。
(作者としては頭から読んでもらえればと思いますが。)
長いので、のんびり読んで下さい。
■予定としては、おもちゃ三部作(ガンタマ、怪獣玩具の冒険につづく)の最終章にあたり、
「上級者向け」の卒業編といった感じです。
もしなにかを感じ取っていただければとても光栄です。
よい旅を!
(1998年12月20日記)




骨董魔術論[目次]  
●序 二十一世紀の数寄者たちへ
01.イヤシ路地裏 ★いざ、骨董の横町へ!
02.盆栽ラジオの生活 ★当店一の年代物は石?
03.玩具屋探偵まぼろし日記(1) ★おもちゃハンティング!
04.ニュートリノの鑑定  ★見立てのダンディズム
05.複雑系の骨董屋  ★オークションと科学の好い関係?
06.玩具屋探偵まぼろし日記(2) ★越の国の攻略!
07.前浅草・後浅草  ★玩具の故郷は江戸の鬼門!
08.金太郎とアトム  ★歴史のアンチヒーロー鬼と玩具の血縁?
09.セルロイドの虐殺  ★セルが製造中止に追い込まれた真相!
10.玩具屋探偵まぼろし日記(3) ★時の探検へ!
11.ブルトンとブルトン ★シュールレアリズムと怪獣の出会い! 
12.サロンの陰謀  ★神田デルタ・ミラージュ伝説
13.店のタオイズム  ★稲垣足穂の「星を売る店」と空想雑貨
14.郷愁のガーデン ★消費できない郷愁もある!
15.織部とマルサン ★織部焼の故郷美濃から怪獣の故郷瀬戸へ
16.虚空のハタシ ★日本最高の骨董屋・岡倉天心
17.完全なるコレクション ★出口王仁三郎が夢見た「茶」
18.玩具屋探偵まぽろし日記(4) ★奈良法隆寺夢殿開扉の秘儀!
19.怪獣ツアーに呼ぼう ★SF作家ブラッドベリの秘密の部屋!
20.茶とオートバイの修理技術 ★機械と茶の神々を語れ!
21.玩具屋探偵まぼろし日記(5) ★存在しない街への旅!
22.骨董魔術論  ★岡倉天心、茶と骨董の奥義を語る! 
●後記/参考文献




▲二十一世紀の数寄者たちへ▲


玩具は滅びるべき運命にあった極楽である。
特定の場所に特定の間だけ、咲き誇った花である。
夢を主語にした商品である故に、はかない。 
マニアと分類される狩猟者、
アンティック玩具全般、
さらに骨董といわれる世界を眺め、
無謀にも僕はこの世界の真の支配者が誰であるか、
またその原理原則を探り明らかにしようとした。
二十年たったら、またこの本を思い出して読んで欲しい。
なぜなら未来は現在を宿しているから。
十年たったら、書くに違いない
もう一冊の本がすでに準備されているからだ。


[神谷僚一:空想雑貨店主]




◆骨董魔術論START!
■浅草の懐かしおもちゃの秘密基地・空想雑貨