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10月31日(水)
東京体育館で聴いてから
約30年たってその曲の入ったCDを買った。
(長い間邦題「狂気」と当時の印象「ムーン」が結びつかなかった)
21世紀最初の秋
ピンクフロイドの「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」が流れる部屋で
僕は「Bucky Works」を読んでいる。

10月30日(火)
美術を求め、
思想を追いかけ、その過程で
サラセンの釉薬が元の陶磁器に変わるように、
アジャンタの壁画が法隆寺の壁画となるように、
草原の羊飼いが中国の最初の皇帝となるように、
天心の中では、東と西が、密教もタオもスーフィーも、
一つの織物として全東洋が親しげに繋がっていった。
「繋げてみせること」、
これこそ岡倉天心の生涯の課題であった。
(これからの天心/神谷僚一著<スーフィと空海>の章より抜粋)

10月29日(月)
狼少年ケンのござで遊んだ秋田のS氏が東京出張の帰りに寄ってくれた。
空想は「目の正月」だそうだ。

紅葉のゴモラ予約はいる。

10月28日(日)
ついぞブリキ玩具の良さについて
きいたことがない。
誰か発言している人はいるのだろうか?
僕は不勉強だから、ぜひ教えていただきたい。

僕が思うブリキ玩具のポイント
【全般的に】
1ブリキという金属素材の重量感(重さ)
2ギミック(仕掛け)の面白さ
3金属面のプリントの美しさ

【ブリキ玩具の弱点】
1さびる
2印刷が平面的
3曲線が表現困難
4つかみにくい


たぶん重要なのは、「ブリキという金属の素材」の活かし方なのだ。
中国製や香港製や復刻品で目に付く「安っぽさ」とは、
材質の軽さに違和感を訴えると言うことなのだ。

どこそこの鑑定人が認めている権威や
当時と同じ金型を使っていますとか言う企業スローガンを始めとする
お仕着せの郷愁では
まあ昔と同じレベルの仕事人がいるわけでないし、
昔の親方ならば、たぶんまだまだといって出荷しなかった製品のような気がする。

昔と今と違っている物、それが昔の素材を使った製品を作る側が、
いちばん分かっていないと思う。

みんなもういちど「マルサン学校」へ入りなおした方がいいだろう。

10月27日(土)
当然だけど、お客さんとは濃い深いおもちゃ話ばかりでございます。
例えば、東京の浅草あたりに、なんでも買ってもらった人がいてさ、
しかもマルサンの怪獣の最初から、ブルマァクの時代まで
イマイのプラモデルまで買ってもらった人がいて、
なんて話がつづく。
なんと濃い深い話ばかりなのでしようか。

10月26日(金)
きのう夕方日比谷線で炭疸テロ騒ぎがあり、
電車が止まったので
上野駅まで車で迎えにいく。
夕飯を食べ終わったあと友人が訪ねてきて
夜遅くまで友人と友人の会社の広告宣伝について
話し合い。
風呂へ入りそのあと
ビデオどりしていたサッカーチャンピオンズリーグを見る。

元ブリキ職人君が来る。
今度は臨時でおとりさまの熊手屋の手伝いをするそうな。
ほんとにこの国は職人に冷たい。

10月25日(木)
丸いおめめのソフトビニール製ワンちゃん、届く。
30センチはある。
底には泣き笛。
いいかんじだぁ〜。
大越玩具製作所の一品。
箱入り。
むろん1960年代の作。
お客さんからのいただき物。
ありがたいこってす。

江戸城を築いた太田道灌の子孫が屋敷を提供し、
文京区千駄木に「ふれあいの森」として開園する。

10月24日(水)
母親を連れ妹の病気見舞いに出かけた。

気にかかること
「徐々に」
「円熟」
「準備」

10月23日(火)
いつあいてます
と友達にメールしたら
今からということだったので外出し
天麩羅を食べたら友人が海老に反応した。
友達はストレスからきた喘息で少しやせた。

アトムと××の話をした。
百パーセント間違いないでしょうと言われた。

10月22日(月)
午後から雨

シスコのオマケ談義
アイボじゃなくて60年代犬がうちに来ることになった。

10月21日(日)
今年二回目?のヤフーオークション査察。
「マルサン」、「ブースカ」、「鉄人28号」、「鉄腕アトム」で
巡回した。
もう少し盛り上がっているのかと思っていたけど。

「こんなのあったんだ」というベテランコレクター氏の有り難いお言葉だけで
骨董玩具商としては
今日一日の不運を吹き払うことができる。

10月20日(土)
新しいソフトを買ったのでインストールしようと思ったら、
98のマシンではOKだが、95ではできなかった。
なんてこった!
その98もフォローしてくれるのはあと二三年だろうし、
たぶんにこういうフォローのなさが、
インターネットの世界をとげとげしい物にしている。

骨董屋にしてもロングスパンで売る物を開発しなくなってしまった。
なにもかもがサイクルが短くなりすぎた。
いちばん長い商品サイクルを扱う骨董屋ですら、この有様である。

青空に指で字を書く秋の暮れ(一茶)

10月19日(金)
駄菓子屋売りプラモデル、カルタの
リストを作ること。
目下の目標。

来月でそろそろホームページを始めて三年になります。
その後ろに十年分の店の歴史を印しました。
ただいまホームページの使用容量は26MB。
ちなみに普通の個人で5MB使えるかどうかとされてます。

今日はプラモデルの動力メカニズムの精緻さに驚き、
明日は明日で予想もしなかった未知の企業物貯金箱に驚く、
といった発見の連続です。
ソフビを眺めれば、この尻尾はどうして動かす必要があったのだろうかと考え、
まるで昭和の玩具黄金時代の遺言管財人のような役回りを演じてきました。

「ブルマァク・クロニクルという本ありますか」
電話があった。
ブルマァクは知らなくても、おもちゃは充分わかります。

いつの間にか自動販売機の缶コーヒーが、あったかくなっていた。

10月18日(木)
足利銀行の金太郎貯金箱をようやく入手。
頭がデカイ。



人を季節で喩えるとしたらなんにあたるのか?

朝一で中国地方からお客さん。
出張をやりくりしたという。
本にサインを頼まれる。
「ここの店だけ匂いがある」と言われる。

夕方、美人が二人来て
外は雨はあがったけど寒いのに、「水出し遊び」などという
風流な物を買っていく。

10月17日(水)
世界貿易センタービル事件以来
あわてて書棚からイスラムの文献を引っぱり出す。
購入した本
▲スーフィー(国書刊行会)
▲イスラーム神秘主義聖者列伝(国書刊行会)
▲蕉門名家句選(岩波文庫)

将棋竜王戦第一局
博多ラーメン
ターリーズコーヒー

10月16日(火)
梱包発送三件。
午後から年賀状とセキュリティーソフトのアップバージョンを
秋葉原まで買いに行く。
そしてお茶の水文房堂で粘土を多めに購入。
キントト文庫によったら取材中だった。

10月15日(月)
何故か電話によるネット注文が二件続いた。

二十一世紀の中の昭和四十年頃の
普通の月曜日である。

10月14日(日)
青い空。
朝ひなたぼっこをした。

マルサン・プラモデルのジャイアントゴリラの
泣きギミックって
腕の振りに関係していて
ギアボックスから離れたり近づいたりして
ギア音が鳴き声に変化するわけだ。
知らなかった。

10月13日(土)
風邪気味でグロッキー。

グラフィックデザイナーの戸田ツトムさんの日記を読売夕刊で読む。
30年近く前の彼の机の風景が浮かぶ。

昨日NHKで山田風太郎の明治開化物のドラマを見る。
探偵小説と忍法物は好きだが、
明治物はぜんぜん読んでいない。
虚実皮膜の作り方が何となくわかった気がする。

一神教という宗教はないと確信している。

戦争になるとおもちゃのありがたみがよく判る。
今日は早く寝よう。
明日こそ世界が変わっていて欲しい。

10月12日(金)
「しまいにゃ血みるドワンラ!!」は
谷岡ヤスジさんの本の題名です。
ことわっておかないと、わからなかったようで。

いぜんテレビ撮影や対談で使っていた店の一角にある和室が
近年ごちゃごちゃになって倉庫化しています。
なにしろダンボールなどで畳が見えなくなりました。
今日はほんの少し整理しようかな。

零戦の駄菓子屋売りプラモ作る。
機体は透明である。
今日こそ世界が平和でありますように。

古い知り合いのほうとうさんから本が届いた。
赤塚不二夫

赤塚不二夫の資料集なのだ。
アカツカNO1〜赤塚不二雄の爆笑狂時代〜
発行イースト・プレス TEL03-5604-1181
企画構成装丁編集・ほうとうひろし
\1900

10月11日(木)
「しまいにゃ血みるドワンラ!!」(実業之日本社/1971年発行/ビニール装丁)
お客さんから谷岡ヤスジさんの本をいただいた。
ありがとうございます。

ブースカジャイアントポリと
ペコちゃんセル黄色木台と
鉄腕アトムデラックス60センチを
タケダ会製品の縦長ガラスケースに一緒に飾る。

九州のYさんから電話。
鉄人のオートバイが出てきたけれど、箱無しだったので
後日また出かけたところ
なんと箱付きとボートに乗った鉄人が出てきた、とさ。
でも本人の欲しいものと違っていたので、
なんとも残念そうでした。

そんな電話のちょっと前
僕だって
けっこういい物を入手して
上のブースカやペコと同じケースに
入れたんだよ。
シンクロするんだね。

10月10日(水)
午後ずっとJavaのエラーに悩む。
なぜか上手くいかない。
ひやにくが遅い昼がわり。

原宿Bounty Hunterの鈴木さんの店へ行く。
以前友人の入っていたビルの一階だった。

10月9日(火)
昨日の夜、アトムの型を抜く。
紙粘土と油粘土の両方でやってみた。
よく練ってみたら、比較的上手くいった。

急に寒くなる

10月8日(月)
カタ屋さんについて。

◇1◇カタ屋が使っていたのは、油粘土だった。

土粘土に近いもののようです。
僕が最近、紙粘土で型どりしてみたところ、
硬化するのですが、一日以上かかります。
その場で、型どりしなければ、商売あがったりのカタ屋が
硬化するのに時間のかかるものを使うのは、変だなと思いました。

◇2◇カタ屋は、悩まない

油粘土だと抜きはいいけど、固まりません。
通常、彩色もできません。
紙粘土は、彩色できるけど、最低一日以上硬化する時間が必要。
たぶんコストと時間を考えて、油粘土を採用したのかも。

油粘土で抜くと、キレイにとれるけど、
曲がっちゃう事もあります。カタ自体が反り返っちゃう。
でも反面、終わったら丸めてくちゃくちゃにして、
すぐに次の新しいカタを抜けます。

だから彩色は塗れないから、粉をかけたのかな。

ライターの大越さんが来た時いろいろとカタ屋の話を聞きました。
油粘土というのが分かって、スッキリしました。
でも、油粘土で型抜きすると、柔らかくて、
友達にはあげられないや。

アフガン空爆始まる

10月7日(日)
カタ屋さんについて疑問だったことが、とけた。
近日中にレポートします。

どれだけの結果が残せるかよりも、
どこへ行こうとしているかが問題だと思うよ。
どのくらいの高見にいるかということよりも。

ゴジラとフランケンシュタインの珍しい組み合わせの
紙パズルがあった。
もちろん1960年代当時の日本の子供向け。

10月6日(土)
500万円のワイン。
コルクの抜けかかった多数のワイン。
よくある高級スポーツカーなどなど。
倒産した金融関係の社長の
差し押さえをくらった物の記事を新聞で読んだ。

店のカウンターやディスプレー変更。
曲面ガラスのケースをカウンターに置いた。

10月5日(金)
きのう霞のアントラー君がもらわれていきました。

先週は長靴バルタン君がもらわれていきました。

我が店では、「銘」をつけることが流行りです。
ものに惚れたお客さんがつけてくれます。
茶器に名前をつけるのと同じ感覚の道具遊びかな。

一句、嵐雪。
むつかしき中に香もありばらの花

10月4日(木)
ヨーロッパの美術館巡りに出かけていた友人が
一月半ぶりにやっと帰ってきた。
アメリカの事件は夕方ドイツのテレビでライブで見ていたそうだ。
帰りの空港はライフルを持った警官であふれていたらしい。

かっぱ堂が
赤胴鈴の助の手踊り人形を
東郷神社の朝市で入手した。
5000円だったらしい。
後で気づいた業者から売ってくれと言われたそうだ。

10月3日(水)
【土とおもちゃ】
ある時おもちゃ探しに出かけていたとき
信号待ちでブレーキをかけた途端
突然車の中がほこりっぽくなった。
荷台に積んでいた昔のおもちゃのほこりが
車の中に充満してきたからだ。
僕はあわてて、雑貨屋に飛び込み、
道路の脇に車を止め、
車の中の荷にはたきをかけ始めた。

友人が玄米菜食を始めるようだ。

紅葉始まる。
「旅人よ うしろの秋を 白駒へ」(空移)

10月2日(火)
情報は捨てる力が必要になる。

古来より10月を「神無月」と呼ぶが、
神がいない月ではなく、
神の名代である月、
つまり豊穣を祝う月。

優秀で複雑なシステムよりも
ネームバリューは落ちるが
シンプルなシステムの方が、
結果を残すことがある。

同じ物を再現することはできない。
時間と空間はたった一度だけの活動だから。
われわれは時間と空間に宿命を背負っている点で、
あらゆる生命活動において、
あらゆる工業製品において、
あらゆる恋愛感情において。
全てのノスタルジーにおける鉄則。

立ち上がれない牛
というのは、いったい何の暗喩なのだろうか。
牛は本来「中国道教」
日本では「物部氏」のシンボルマークであった。
ワレワレモマタ立ち上がれない牛であるのか。
科学技術を信奉し、経済優先で、
共食いをする
立ち上がれない牛
なのだろうか。

現代技術には
「再生信仰」があるようだ。
「復刻信仰」と呼んでもいい。
かつての我々には、
「これっきり」というすがすがしさと
「似てないことを尊重する」という
個性重視、独立の気構えがあった。

玩具で言うところのマルサン一期とは、
いちばん最初の時期ではなく、
ていねいに造られたいちばん最初のモデル
ということ。
質を求めた結果が
たまたま
初期ロットだったということにならなくては、
何の意味もない。

玩具で言えば
ブリキコレクターの時代も
セルロイドコレクターの時代も
プラモデルコレクターの時代も
思えば
初期追求の過剰な情熱はなかった。
だからソフトビニール愛好家は
もっと胸を張っていい。
怪獣ソフビ愛好家が玩具世界ではじめての
質の探求者になったのだから。
以上のような出来事を少なくとも僕の歴史は知っている。

雨のち快晴、快晴

10月1日(月)
世界は何か変わってしまったような気がする。
2001年9月のニューヨークから。

夜中雨

潜(くぐ)らせて色々にこそ萩の露(嵐雪)


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