ガンガク2002


■ガンタマ日記2002年10月に続く■


9月30日(月)
原宿の東郷神社の骨董市に
元下北沢のT氏が相変わらず来ているらしい。
元気なようだ。

古い知り合いのH氏の会社から
通販カタログが届く。
アメリカン雑貨に混じって
グリコのおまけにリボンの騎士・・・・・・
最初のおもちゃ(アンティークトイ)世代のオーナーさんたちは
商売がお上手だ。

恒例の頭痛。
台風襲来予報器のようでもある。

ちょっと仕事で疲れ気味で
といいながら
フレンチシェフが寄ってくれた。
企業物人形の見立てについて少し話す。

9月29日(日)
昨日の夜は非常に愉快でした。
僕だけでなく他の人たちとも分かち合えたのが
また楽しかった。
トイミーティング
全国各地で「純粋に」実施していただきたい。
おもちゃ好きの大人を見るのは、とても楽しい。

9月28日(土)
メンコのコーナー作りました。
紙モノ駄玩具を一生懸命やると
福が付く気がします。
豊富に用意しました。
みんな当時モノです。

とくに駄玩具をやらないコレクターは
どんなスーパーコレクターでも
結局長く続かないというデーターがあります。
理由はお考え下さい。

元ショップ店員のギララ君が来た。
元気そうだった。
アンティーク業界の裏も見たろうに
「おもちゃって面白いですねえ♪」
と言っていた。
これからこれから。

9月27日(金)
朝から雨模様だったので
どうかと思ったら
開店少し前からお客さんだった。
不思議なモノである。

メンコをホルダーに入れるのはやめた。
結局みてもらえないから。
そこで
ポケットシート片面(メンコ十枚)だけを活かすことにして
・・・両面使うと手前の面しか見ない。
・・・それとシートがふくれる。
ジャバラの整理箱に入れることを思いついた。
今日さっそく何枚か売れた。
昨日夜中までかかって整理していた。

9月26日(木)
半ズボンを脱ぐ。

いい本を読んだ後は
胸にたまって
方向感覚がしびれたようなところがある。

俳人一茶の妙。
『死神により残されて秋の暮れ』
「より」は「選び」の意。
いったいどんな秋空だというのか。

9月25日(水)
羽田空港で読書。
帰りにレインボーブリッジをとおる。

「玩具と申す名の義はいまだ思ひ得ず」

9月24日(火)
昼、入谷河金ソースカツ丼。
かわらない味。
ものすごく軽い味。

夕方近く高田馬場「俺の空」にて
待望の豚ソバ(創作ラーメン)。
思っても見なかった麺の細さ。
僕好みの濃いしょうゆ味ではないけれど
誠実さの感じられる仕事ぶり。
ただもっと個性を出していいような気がした?

酒見賢一「陋巷に在り」1・2・3入手。
完結を楽しみにしていた。(全13巻)
完結したらまとめて読むつもりだった。
絵は「孔子暗黒伝」の諸星大二郎。
話は顔回(孔子の弟子)の奇想譚。

早稲田の古本屋街を歩く。
この街の路地にはまだ暗がりがあるようだ。
もし住むならばお茶の水の次に早稲田でもいい。
ただ本を読みたくなるような喫茶店が
少なくなってしまったような気がする。
そのぶんラーメンやが多くなったのか。

自分の店を覗いて
品構えを眺め
味がかわっていないのに安心した。

9月23日(月)
今日はやっていますよ。
えーと今から食事に行こう。
職場復帰しました、ドウゾー。

9月22日(日)
まだどこかに何かが眠っていると思うのは
浪漫がある。
どこかに昭和四十年代そのもののような
「お菓子屋さん」はないものだろうか?
店の外にはペコちゃんがあって
木戸を開けて中に入れば
曲面ガラスのケースの中に
鉄人28号のガムやキャラメルが
アトムのマーブルチョコレートや悟空のガムが
キラキラ輝いているというような・・・・・・
もちろん食べられなくてもいい。
その景色をもう一度見てみたいのだが。
涙がちょちょちよんぎれるよ。お菓子の箱だれかまとめて安く譲ってくれよーお

9月21日(土)
想像力に訴えたときは売れなくて
物欲を刺激したら売れ出した。
そんな内容の海洋堂の談話が日経流通に載っているのを見て
ちょっと濃いコーヒーが飲みたくなった。

わりと暖かな陽気で・・・
外が暗くなるのが早くなってきました。

9月20日(金)
ぬりえがよく売れています。
なんだかかつての文化屋(雑貨店)さんみたいになってきたなあ。
やっとおもちゃを楽しもうという方向になってきたのかな。
たぶん女性たちの方が敏感だからね。
かわいらしいけどちょっと個性的なモノ。
かわいらしいだけじゃなくてちょっと不思議な一滴が
プラスされたモノ。
当店のこの秋のトレンドはこんなところかな。
これはもちろん男の子モノ
怪獣玩具にもいえますね。

9月19日(木)
京都から女の子が
友だちに聞いてやってきた。
ぬりえやメンコを買ってくれました。
プレゼントに使うものもあるそうです。

紙ものが多くなりすぎて
すこし手にとって見づらくなっているのかも知れない。
なにかいい紙もののレイアウトはないものかな。

9月18日(水)
一日静養。

ある出版社の百科事典が売れ始めたという。
殺し文句は
「売りがいのある商品ですよ」といって
書店に食い込んだという。

9月17日(火)
妙高高原へ明治の大美術家
東京美術学校創設者「岡倉天心」の足跡を訪ねる。
天心関係でフィールドワークしていなかったのが、
唯一天心終焉の地、赤倉温泉だった。
ここには彼の別荘があった。
移動する雲の後景の妙高山は
たしかにこの地の霊峰で仏教宇宙の中心「須彌山」を彷彿。
しかしここでは平山郁夫の方が有名のようだ。
岡倉天心は雨だった。

天心は思想的に右でも左よりでもなかった。
上になろうともしなかったし、
下でもない。
岡倉天心は「四方八方」にいようとした。
あまねく宇宙の四方八方に位置取りを決めていた。
広すぎて明治以降、誰にも見えていなかった。

温泉街は中途半端にさびれていた。
名前だけ変えればどこにでも売っているような土産品が
平積みされていた。
バンダイのバルタンセットが残っていた。

中央道談合坂サービスエリアに「グリコの家」がある。
以前売っていたブリキの缶が無くなっていた。
売れる物しか置かないのが資本主義の鉄則とはいえ
まあそんなものなのだろう。

旦那のいた時代の商品と
消費者のいる時代の商品とは
おもちゃだけの問題ではなく
衣食住全般で
ネダン以外の見えない部分で
決定的な違いがある気がする。

9月16日(月)
予想に反した日だった。
予想していた人と
予想していなかった人に会う。
雨と霧で視界が隠されたような一日。

9月15日(日)
戦後まもなくのメンコが出てきた。
デザインがすごく素敵だ。
そして赤い色と紙質。
今となっては絶妙のハーモニー。
デジタル技術にはない素朴さの感触。
もうこんな印刷はできない。

昔は遊ぶものだった。今は額に入れて飾るもの。部屋は急にデザインされる。
ともかくこの良さがわかって欲しい。→

9月14日(土)
女性のお客さんが多いなあ。
仮面ライダーだったり鉄人28号だったり。
雑貨はカワイイからね。

新幹線の小さなおもちゃが出てきたのでゴジラと闘わせてみた
ゴジラはこれです→

9月13日(金)
先日クリーニングに失敗したブリキの車が
かなり貴重なもので
欲しがってる博物館主もいるし
ン十万もするといわれ
かなりトホホです。
そのかわり教えてくれた本人が鉄人の電車を買っていきました。
聞くんじゃなかったな。
来月のメルマガにゼッタイ書いてやるゾ!?

僕もCRCかけたまま箱にブリキを入れっぱなしにしていたら
まっさらな箱がしみだらけになっちゃったけどさ。
フォローはしてもらったものの・・・・・・

おたくの店へ来ると
ココロが安まる
といってくれた方がいました。
四十代の人かな。
雷おこしの買い物袋を持っていました。

9月12日(木)
週刊新潮9/19日号を買う。
「なんでも鑑定団」丸投げプロのスキャンダルまみれ
=ロシアで美術品「窃盗」裏金要求疑惑=

お台場に温泉湧く
都内には意外にも天然温泉がある。
浅草にもある。
古来には修験者たちが温泉を開拓したことは多かった。
弘法大師空海は浅草で温泉につかったのだろうや否や?

9月11日(水)
夏が終わりつつあるせいなのか
「ゆかた」が出てきた。
もちろんキャラクターものである。
アトムのゆかたを見た記憶がある。

今年もキャラクターもののプールは不発。
ほんとに永久に在庫が減らなそうだ。
タイガーマスクマニアよ来たれ!
プールを飾ってくれ!

9月10日(火)
朝起きて頭痛がしたのでバッファリン。
頭が湿気っている。
倉庫の整理をしたら
二箱あきができた。
店に出せる物を別にする。
夕方カット。
友人の事務所により無駄話。
マックは旧バージョンを使い続けるらしい。
夕食後散歩する。
雑誌ポパイのインテリア大賞を見る。
目下の関心、
インテリアと整理にある。
完ぺきな整理法はないものなのか。

9月9日(月)
雨模様。
くよくよしてる天気だ。
レイアウトをまた変えた。
紙もの、とくにシール関係をまとめて飾った。
ライダーに帰りマンにいなかっぺ大将などなど。
にぎやかになった。
まぎれもなく
1960年代から1970年代にかけての商品が並んでいる
店内の雰囲気を楽しんでいただけたら
きっともっと人生も楽しくなると思う。
なんたっていちばん長くこの空間を見てきた僕がいうのだから。

9月8日(日)
一桁間違っているよ
と仲のいいお客さんから指摘されたので
ちょっとないしょでこっそり値段を上げました。
ないしょで。
それでも通常より五万円は安いのだけど。

デイスプレーを増強したいのだけれど、
いかんせん、スペースがない。
さてどうしたものか。
場所をとってるものをどかすのか?

さいごに神々はいった。
「これでわれらは、下界と天界を、尋(と)めゆく者<彗星>と
見守る者<月>を、創りあげた。
だからこんどは、驚異する者を創るべきではなかろうか」
そしてかれらは、おのおのの印形(しるし)にしたがって手をあげ、
驚異する<地球>を創った。
==■世界を創ること■一部抜粋■<>内はカミヤ注=================
(ペガーナの神々/ロード・ダンセイニ著/創土社/荒俣宏訳)=====

赤坂のデスペラという不思議なバーで
昨日集まりがあって
めったに出向かない幻想文学関係者に紹介され、
名刺交換をした。
そしてダンセイニ卿の翻訳者の稲垣博さんにお会いした。
日本の誇るファンタジスタ稲垣足穂の研究者でもいらっしゃる。
お名前に不思議な因縁を感じた。

9月7日(土)
店の前の工事中のビル工事で
コンクリートミキサー車が唸っていて
うるさい。

今夜はパーティがあるけれど、
ほとんど知らない人ばかり。
挨拶がわりに本を持ってきてくれと編集人はいうけれど。

割れている物こそ美しい
といった陶芸家だか茶人がいたとかいないとか。
いや、それをいったのはアナタだと叱られてしまった。

引き取った品物の中に
自分の知らないものが混じっていたり
いったい何の商品かと悩むようなものがまぎれこんでいるとき
素朴だけど目をそらすことのできない磁力の強いものが忍び込んでいるとき
もっとも大切なおもちゃのミネラルが隠されているのだと思う。

9月6日(金)
雨雷雨。

女の子向けの紙物をチエックしていました。
値段も再チェック。
原宿あたりへ持っていったら
どんぴしゃりな気がするけどなあ。

敬愛する詩人のエマソンが
<詩と想像力>という随筆の中で
「シェイクスピアの真価を知るには
『ファスト』(ゲーテ)を読むがよい」
と書き残している。
やんごとなき慧眼(ケイガン)。

9月5日(木)
ブリキのおもちゃが入荷したけれど
状態の悪いものがあって
倉庫へ放り込まれたままだったので
要するにひどく汚れていて
どうしたものかと。
トホホな失敗がヒトツ。
これは使えるぞというお手入れ法がヒトツ。
痛い目にあって習得?したわけです。
メルマガに書こうかな。

9月4日(水)
このスタイルを見ていたら、なんかひどくノスタルジックな気分になってしまった。
メロウな気分だけど、憂鬱とは違う。
まるで凪いだ海の沖合にとどまる風になったような気分がする。
新入荷のページ、コチラから。

さて今日は素敵な日になるでしよう。
東西南北に帆を張り
重力と空気と太陽が後ろに控え
それから
美と直観がアナタと今日も一緒にいますように。

9月3日(火)
梱包発送して、
商品撮影して、ページ作り。

最後のセルロイド職人平井才一さんが亡くなられた。
ご子息から
かつて手がけた「鉄腕アトム」のお面をうれしそうに眺めていた
という話を聞いて
ほっとしたものだったが。

野村トーイの社長が亡くなられたときと同じ感慨。
僕にできることから始めよう。

ノスタルジーを売っているわけじゃない。
僕はノスタルジーを燃料にしているんだ。
ふと、入荷したおもちゃたちがそんなことを言いたげに思えた。
ページを作りながら、頭の中を、
そんな見えない言葉が走っていた。

9月2日(月)
あわただしい日でした。
入荷ありました。いろいろです。ちょっと待ってて。ページ作ります。

9月1日(日)
「武帝には留守と答えよ秋の風」
だるま和尚が皇帝を拒否したと想像した
其角の句。
皇帝をマスコミと置換すれば真意か。
其角は江戸最高の風流俳句師。
『秋と空き』よりも『秋と厭き』を重ねている。
其角の句には常に『用意』がある。

秋は古語で「アキツヒメ」。

ネットスケープ利用者、さらに減少

Netscapeのブラウザを使うWebサーファーの割合が、
全世界で3.4%にまで減少した。
同ブラウザのシェアは1年前は13%、
今年3月の時点では7%と報告されていた。
一方、MicrosoftのInternet Explorer(IE)を使うWebサーファーの割合は
引き続き増加、
前年の87%から96%に拡大したという。

おもちゃの真贋の問い合わせが多くなってきました。
残念ながら基本的にお答えしません。

他店で購入したものを
空想にきかれても正直困ります。
またその店を知っている場合ならともかくも
まったく付き合いもなく
店主の顔さえ知らない店であれば
それだけで判断に困ります。

提案できるひとつの基準。
□■真贋はむしろ商品よりも『売った人間』で判断して下さい。□■

1 店ならアルバイトの店員から買ったかどうか?
2 店なら十年以上の営業経験があるかどうか?
3  ブローカーならどこの誰と付き合っている奴か?
4 オークションなら値段が急に跳ね上がっていないかどうか? 
5  商品知識は雑誌やテレビ以上の充分な研究知識があるかどうか?
6  商品の出所は素人からかそれともマニアからか?


この辺が識別基準となるはずです。
しかし骨董の世界ゆえに絶対の判断はありません。
フォルツァ! 


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