■ガンタマ日記2003年8月へ続く■


7月31日(木)
今日は「扇風機」が届く予定。


我が店もやっと文明生活
欲しかったライムグリーン

7月30日(水)
骨董屋にもいろいろなタイプがあるが、
僕は自分が惚れないと動かない主義。
企業ものをほとんど手がけてこなかったのも、
こういうところにも原因がある。
企業ものコレクターは原則的に「怪獣ソフビの劣等生」だからだ。
そんな人種に「総合玩具としてのソフビ」の良さが堪能できるとも思えない。
希少性で自慢するのが関の山だ。
この国のマニアの罪はおもちゃのあらゆる世界から「美しい」という言葉をデッドストックにしたことだろう。
僕は「モダン」を調べて
職人「シガさん」を研究してから
企業ものを扱いたかった。
しかし業界はそうしてくれなかった・・・

マニアは「企業もの」と「マルサン」をつなげてみなかった・・・

しかしやはり根本的に好きにはなれそうにない。
なぜなら企業ものは企業の顔という性格上
本質的に造形に破綻がないから。

僕が企業もので好きなのは
「エースコックのブタさん」。
ミクラスやジャイアントレッドキングの横に置くと
ほっとする。
あなたの場合は何ですか?

7月29日(火)
裏通りの駄菓子屋へ行ってきました。
呼ばないとおばちゃんは出てきません。
タイルの上に乗った立派な曲面ガラスケース。
木のケースも堂々としていました。
時間がこの店では止まっていました。

こんなかんじを何十パーセントか引き継いでいくのが
僕の店なんだろうなあと思いながら
ラムネを飲んでいました。

7月28日(月)
えーディスプレーを修正していました。
意外とあるんですね、これが。
自分の店のポテンシャルがときどきわからなくなります。
事実あるよね。
毎日1960年代に移住しているので
現実感覚がうすくなるのです。
by店主でした。

7月27日(日)
昨日の隅田川花火大会は
いつもの秘密の場所から
塀のブロックに腰掛けて
空の絵画を見た。
ディズニーランドのような原色志向の花火もいいが
しだれ柳のような情緒的な花火が好きだ。

村上隆じゃない。
日本にはこの人がいる。
美術家コバヤシケンジ・ファン来店。

「文明誕生同時発生説」がやっとでてきた。
やっとね。
古代日本のルーツ 長江文明の謎(安田喜憲著・青春出版)

7月26日(土)
開店間際に造形作家の米ちゃんから電話。
世俗の話。

なんか空はともかく晴れてる。

「遠慮めさるな 浮世の影を 花と夢見し 人もいる」
日本美術のチェアマン岡倉天心はウマイ。
超俗を往けば世俗に沈む宿命がある。
浮きことのみを神夢かへり。

日本橋栄太楼(梅干し飴などの老舗)の
犬顔貯金箱を手に入れた。
ここはうちの祖父さんが取引をしていたことがあるので
とても懐かしかった。

7月25日(金)
うっかりネダンをいったら
朝一のお客さんにスッパリ買われてしまった。
敵の方が一枚上手であった。

なんとか強引にかたづけた。
店の方はこれでいいとして
引っ込めたもので倉庫がまたあふれる。
ガレージの自動車の上もまたものが乗ってしまった。
あらら。

7月24日(木)
宝石アトム君
なんのことやら?→

夕方六時頃やっとガラスケースが着いたので
厳重な梱包をほどき
ガラスをいれているところへ
イタリア人と大阪人と東京人の一行がやってきた。

木は優しい。
まるで温泉街のショーケースみたいだ。
昔はこんなケースに入って並んで子供に売ってたんだよね。

7月23日(水)
あした木のケースが来るのにあわせて
バイクを移動したり
ガラスケースを配置転換したりして
スペースを開けた。

計理士が来て
まあいろんな話。
耳が痛い。
まあ八月がいい月でありますように。

子供の頃から食べている近所のコロッケとメンチを
ソースをいっぱいかけて食べた。

7月22日(火)
お茶の水
キントト文庫
いまどきこんな古本屋はいない。

自分の好きなものを買わないと。
彼女は古い腕時計を一気に買ったそうな。

7月21日(月)
はやく梅雨が明けないかな。
不二家のパラソルチョコレートでも落ちていないかな。

7月20日(日)
パン屋さんにあった
ガラスの三段ケース。
来週末にもまた木の
ケースが来る。
それは横長。
送料がとても高い。
ふうう。

7月19日(土)
連休ですね。
天気がよければいいのだけれど。

木製のケースが欲しくなる。

7月18日(金)
ウインドゥズさんまたまた欠陥。
先週も重要な欠陥が見つかったばかり。
わかってないとウインドウズは使えませんね。

赤塚マニアの中で「天才バカボン派」は多いだろうけど
「バカボンパパ」の熱血支持者がいたのはおそれいった。
僕と同年配のご婦人が「おさいふ」をまとめて買っていった。
おそるべし、バカだ大学!

7月17日(木)
新聞を読んでいたら
その町に行ったことを突然思い出した。
ほこりっぽい町だった。
ダンプカーが大きな顔をしていた。
信号の前にあるそのおもちゃ屋さんは
ばあちゃんが一人でやっていた。
確か足が悪かった。
だから車が怖いと言っていた。
ばあちゃんは「寝てたらねずみに足をかじられた」
とどきっとするようなことを話してくれた。
そこにはもうあまりたいしたものは残っていなかったが
店の中の商品はどれもほこりっぽかった。

コレクションは「取捨選択」。
collectionの語源をさぐると
co= 一緒に
lect=集める、leg(intelligent知性)
このようなことからコレクションは収集と翻訳されたが
現在ではあまりにも集めることにかたよりすぎた。
「取捨しゅしゃ」の意味がなくなってしまっている。
個人個人の美学があってフィギュア汚染情報を取捨選択して
コレクションとなる。
美学がないところにコレクションは成り立たない。
ものが美品であるかどうかはまた別問題だ。

7月16日(水)
ガラスケースは悩ましい。
昔のケースは見ばえはいいのだが
後ろからしかあかないとか
実用性がわるくいざとなると躊躇。
高さがないのも欠点。
買ったら大レイアウト変更になるのはわかっているのだけれど。
それと売り上げにはぜんぜん影響もない!

7月15日(火)
おもちゃ番組のパイロット版は完成した。
僕の世界観がきちんと映像化されていて
とてもスバラシイものができあがった。
残念ながらまだ内容についてはお伝えできないが。

美学美学美学
朽ち果てても美学である。
おもちゃは朽ち果てても美しい。
欠けているものもまた美しい。
我々もまた・・・である。

7月14日(月)
よる編集スタジオへ。
どんなふうに仕上がっているのか楽しみ。
おもちゃは見せ方ひとつ
楽しみ方ひとつで
さらに極楽化する。
持っているだけではただ持たされているのと同じ。

「全方位編集」

7月13日(日)
なかなか筆記具を最後まで使いきることは難しい。
ぺんてるの五百円の万年筆を黒と緑
二本買った。
どのくらい文字にして伝えてくれるのだろう。
小学生の時はじめてBICボールペンと出会ったとき
魔法の道具を見た気がした。
なぜならそれまで僕はかきかたえんぴつだったから。
それがきっかけなのかもしれない。
いつも僕の周りには筆記具がたくさん転がっている。

7月12日(土)
最近は白黒テレビの上に
なにか気に入ったものを飾ることがひんぱん。
ここに置くとものがみんな生きかえって見える。

この子と遊んだ!
どこへ行くかわからないやんちゃで困った。
胸に棒のようなかわったスイッチがついてる。

7月11日(金)
夜はお客さんと
ネギ焼きを食べにいった。
僕には初めての味だった。
ラムネをグラスで飲んだ。
まっ、おもちゃの味について話いろいろ・・・

7月10日(木)
昨日は夕方から
真夜中二時過ぎまで
おもちゃの撮影。
道路に出て面白い撮影もした。
僕もお面をかぶって登場させられた。
いい絵がとれたと思うな。

今日は夜スタジオへ入って
映像を見ながら原稿を書く予定。

7月9日(水)
空想雑貨の奥座敷

7月8日(火)
おもちゃとは関係ないが
某アート系の出版社でプレゼン
そのあとも今後の展開を巡って
赤坂アンナミラーズで午前様。

7月7日(月)
おもちゃの企画案であたまがいっぱい

7月6日(日)
皆さんおもちゃを飾る環境をどうしていますか?
ダンボールにいれっぱなし?
そいつは気の毒ですな。
定番ですが
やっぱりその頃のものと一緒がいちばん
「はえる」「みばえがする」のではないでしょうかな。
バックにホーロー看板があったり。
空想は「畳」と「神棚」(昔の下町の商売屋に常備)と
・・・かな。

7月5日(土)
2007年問題というのがあるそうな。
これは団塊の世代が退職時期にさしあたり
労働市場が激変するのではないかという問題らしい。
しっかしあと五年などと考えようもない。

原宿の朝は人もあまりいずすがすがしかった。
こむのは午後からだという。
イメージだけで思いこまないほうがいいという教訓。

雷の新種が見つかったというお話。
なんと天へ向かって何キロにもわたって延びていく
雷が発見されたという。
発見した科学者は
人体に新しいパーツが発見されたぐらい凄い発見
と発言したそうな。
上へ向かう雷。
まさに古代の龍そのもののイメージ。

鉄人28号の横山光輝の漫画で
「サンダーボーイ」という作品があった。
好きだった。
雷というと「国際救助隊」よりも「サンダーボーイ」を
想い出す。

7月4日(金)
倉庫を整理していたら
当時の映画のポスターが出てきた。
細長いやつだ。
主に怪獣関係。
興味のある人はお店まで。

入谷の朝顔市が
6(日)7(月)8(火)とある。
帰りにでも寄ってみて。
空想から徒歩十分。

7月3日(木)
動くデザイン<Flash>で遊んでみる。
好きな場所に「登場」「移動」「退場」できる。
そのうちFlashを使った作品?がお目見えするかも。
デザイン専門家たちの知識が簡単に使えるようになったのは
とてもいいことだ。

夜ある企画書を書いたので
ぐっすり眠れた。
会心のできだ。
ブリキもセルロイドもソフビも
紙ものも合金やプラモデルも
新しい出会いを待っている。

7月2日(水)
自分より年上の人から注文が入ると
なぜかてれるものがある。
いやとてもうれしいのだ。
それが駄菓子屋グッズだと
自分の昔の子供時代に駄菓子屋へ通ったことが
よみがえってくる。
いまや僕は四十年後の駄菓子屋の親父なのだ。

7月1日(火)
久しぶりにジャンボマシンダーを
通販で売った。
しかしあの大きなマシンダーを入れる適当な大きさの箱がなくて
こまった。

むかしおもちゃのロボットを探しにでかけたとき
大きな図体をもてあましたマシンダーが
おもちゃやのケースの上あたりにほこりをかぶって
残っているのをよく目撃した。

6月30日(月)
はやくこの月は終わって欲しいと思います。
ブツブツ

関西のとある骨董屋さんから手紙が来て
返事を書く。
あっ、ものが入荷したからという連絡ではないですよ。
「ずっと探していたものが<連続>して入荷したということを
どういう風に思いますか」
ということで。
「連続同一品入荷」
「連続探索品入荷」
という現象は奥深いものがあるのです。
何十年も時間のたったものが
場所も違う持ち主も違うところから
前後してはいること

フシギ。

まさしく
骨董魔術論の世界だね。
たまには読んでよ畏るべき「骨董魔術論」。

玩具は滅びるべき運命にあった極楽である。
特定の場所に特定の間だけ、咲き誇った花である。

(骨董魔術論の序より)

6月29日(日)
ミネラルが足りないね、今日は。


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