プリセッション=必然的偶然


■ガンタマ日記2005年2月に続く■

1月31日(月)
ホームページ全面改装のため
マルサンとブルマァクに関して
解説文を書きました。
かなり進みました。
ただ新装オープンするには
商品がらみのページのやりくりがまだだいぶ残っています。

こういった雰囲気が落ち着くんですよねえ
と久しぶりに来てくれたお客さんからいわれれば
店主はまことにウレシイのであります。
リクエストに応えられるようにがんばろう!

1月30日(日)
塗装の仕方に
下地をいかしてそのままにして
上をくるむというやり方がある。
「くるみ塗装」と呼ばれるやり方だ。
怪獣ソフトビニール人形では
初期のペギラやゴローが有名どころだ。
紺色の下地に茶色をコーティングしている。

以前自分の本「怪獣玩具の冒険」のなかで
〈色の冒険くるむ〉で書いたこと以外に気づいたことがあった。
『くるむ理由』
1手抜きではない。逆に大変な作業。
2下地の色を隠したいため
3はんぱな注文に対応した時
本で書いたこと

昨日不意に《くるみ塗装にする理由》がわかった気がした。
おもちゃもまた工業製品故に理由はあるわけである。

スタイルシートを記述する時
<SPAN>○○○</SPAN>と書くと○○○の箇所が
カラーマーキングされます。
今日書いている時
<SPAM>と書いてしまった。あちゃつ!

1月29日(土)
昨日は夕方から十時くらいまで
ガンタマ今年第一回目の撮影がありました。
終わってから秋葉原の中華料理屋で新年会もかねて夕食。
スタッフはこのあと徹夜で編集作業。
コトシノガンタマはうんとディープにそして楽しくやります。

僕は商品撮影時にはカメラマン独特のカメラ目線をずっと眺めていました。
画面から商品が切れててもいいんですね。
でもそのさじ加減が難しい。

パンを買いにコンビニに行って
「クワント」を買う。
すっかりおもちゃ雑誌になっているのに、ビックリ。
最近モノのパワーが良くも悪くも感じられて面白かった。

1月28日(金)
今日はいろいろいそがしい。
進めるべきことはいろいろある。
ラッキーカラーの緑色のセーターを着る。

「こけしの旅」という本をだいたい読み終わった。
一般にこけしは伝統と言うけれど
「産業」としてはそんなに古くはないのだ。
僕の中では江戸末誕生など言う時期は
ほとんど近代なのである。
こけしもまた機関車にやられた。

1月27日(木)
オークション被害者がヤフーを提訴

▼記事(インブレス「INTERNET Watch」)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/01/26/6213.html

▼集団訴訟原告団募集サイト
http://web-sos.info/


嵐雪は書く。

黒茶碗あり
花の朝はますます黒く
雪の夕はいよいよ黒し

月待つ宵の闇を探り
闇夜に鼻をとられしは
おのおのつちめくらの交わりなるべし

●黒織部茶碗「冬枯」

嵐雪のいう『つちめくら』はなんと解釈するのだろう。
「土(茶人)目暗」とでも訳すのだろうか。
また次のようにも続けている。
ここぞなお深き意味あれ
秘してしばらく残す


嵐雪の句でいえば
『潜(くぐ)らせて 色々にこそ 萩の露』と
《合う》心構えなのだろうか。
「潜らせて」は嵐雪の発見した美の法則なのだろう。
なんとも余韻が残る。

黒茶碗はかくしてこのように昇華されていく
松虫のりんともいわず黒茶碗

さすが嵐雪
ただの叙情歌人
定家の焼き直しではない。
秋風のうしろを見「秋風のうしろを覗く立花かな」
色を潜らせ「潜らせて色々にこそ萩の露」
市井(しせい・街中)に続く銀河を見「上野より道や付くらむ銀河(アマノガワ)」
おそるべし、「玄峰集」。

1月26日(水)
こいつのせいかこの寒さ
あさ雪。
上野松坂屋で今日からやっている全国有名駅弁大会で
駅弁と和菓子を家人から頼まれる。
僕は峠の釜飯と銀座木村屋のジャムパンである。
家人はます寿司の他に伊勢の赤福と十勝おはぎである。

八十を過ぎて
「発生学」を研究しだした
ことし八十八になる義理の祖母からの
年賀状を拡大コピーしてディスクに飾った。

夜中きゅうに嵐雪の玄峰集(芭蕉門下の俊英。其角のライバル)をひらく。
「茶碗銘」に書かれていることが妙に気になる。

黒茶碗あり
花の朝はますます黒く
雪の夕はいよいよ黒し


問題はこのあとに書かれていることなのだが。

1月25日(火)
ガンタマTV打ち合わせ。
遅い昼食でタイ料理を初めて食べた。
からいですねえ。
コレクションそのものだけでなく
コレクションルームのディスプレーにも人柄がでますねえ。
ファイアーキング(アメリカのミッドセンチュリーの食器)を見せてもらっていたら
いきなり七十年代末の渋谷ファイアーストリートの文化屋雑貨店の
アルミパイプ棚に緑色の厚ぼったいファイアーキングが積まれていたのを
思い出した。

1月24日(月)
カフェめしを食べにいったらお休みだった。
ちゃんと食べたのに
なんかおなかすいた気分だな。
水彩画のようないいタッチのめんこ。

骨董屋が来て話をしたが
何も買わなかった。
日暮里の駄菓子屋街の話が出た。

1月23日(日)
控え於呂ーーーー宇
◆ご機嫌金ちゃん

いーーーーいものはいってるよお
おいでえーー

じゃあ洒落で
と言って粋なお客さんは
樟脳ボートを二つ買っていかれました。

1月22日(土)
まだまだ改善することはいっぱいあって・・・
ホームページの全面改定を進めています・・・
知らないあいだに
ネット通販の「買い物かごシステム」つきで
大容量でしかも安くなってるレンタルサーバーはいっぱいあるし・・・
シェッーー
さてさて・・・お待ちを。

先日ベテランと話していたことの続きになるけれど・・・
「すぐに答えを求めない人のことをマニアというんだね」
「すぐにモノを欲しがろうとして《せっかち》すぎるんだもん、ビギナーほど」
でした。
西洋の一神教的な思考だと「即答」を要請する。
そういうタイプの人たちは決して待てない。
でも東洋の多神教は「三年寝太郎」
永遠に到達できないモノだってある、骨董ならば。

1月21日(金)
トップでいたくてしょうがない人と話すと疲れるが
トップでいなくても構わないというほんとのトップの人と話すのは疲れない。
今日も青空。
いいことがありますように。

1月20日(木)
英語できますかあ
と電話で尋ねられた。
少しだけなら単語を並べるだけでなんとかなる。
おもちゃのことだったらば。

およそ十年ぶりくらいで昔のお客さんがやってきた。
この方は紙ものの大ベテラン。
もともとはアートディレクター。
ちょうどカフェバーをやり始めたところだという。
結局モノよりヒトなんだよねえ。
生活の中に出てくるおもちゃの話が良いね。
そんな話で盛りあがった。
飲めないけど、こんど遊びに行きますからねえ。
ペッタン持って。

1月19日(水)
ようやくNHKハイビジョンの「世界のオートバイ」を見る。
良いもの作るには企画からタッチしないとダメだなあと改めて思った。
やっぱり人のぬくもりが感じられる部分がイイ感じ。
趣味は外から見ても楽しそうなのがいちばん。
奥さんがでてきたシーンは定番とはいえとてもイイ感じ。
愛好家は奥さんから
「一生趣味を続けていて欲しい」と言われておりました。
しあわせだなあ。
ガンタマTVもっとイカシタ方向に持っていこう!

現代美術家のケンちゃん大先生から電話。
「文章がたってるねえ」といわれる。

1月18日(火)
ホームページビルダーV9にバージョンアップした。
V3から6年間ずっと使っている。
僕のスキルもアップしたいぞ。

日比谷の松本楼で家族で少し早めの食事した。
僕と母はオムハヤシ。
そのあと有楽町のビッグカメラでビルダーを購入。
こけしの本を国際フォーラムのガラスばりのカフェで4分の1読んで
入谷駅そばの百円ショップでファイルフォルダーを買って帰宅。

伝統こけしは「山」がキーワード。
なるほどなるほど。

1月17日(月)
昨日は友だち一家と「もんじゃ」を食べてきました。
もんじゃは東京下町ローカルなガキのジャンクフーズです。
友人のせがれはいぜん平成ガメラの特別番組にでた時
休憩時間にスーツアクターのひとが脱いだ床に置いてあるクビを見た時
「ガメラが死んじゃったあーーー」
と叫んだそうです。

1月16日(日)
昨日激しく雨が降ったらしく
おんぼろ倉庫から雨漏りがしていた。
今のところ浅草千束は雪は降っていない。

今日はおとなしく「こけしの旅」でも読んでいよう。
いまごろ某懐かしモノ映画スタッフは雪かきでもしてんのかなあ。
某懐かしモノ映画にいちおう協力しているので
ロゴマークを教えてくださいといわれました。
オープンセットで頑張ってるとくにスタッフの皆さん、風邪ひかないようにね。

古池に草履沈みてみぞれかな(蕪村)
※廃墟感漂う音の感じられる句。見事な絵。

1月15日(土)
つめたい雨。
雪の前兆なのかなあ。
昨日の夜は某コレクションルームに潜入していて
そのあとファミレスでお茶していたら
終電をややこえていました。
アッハッハ。
「人の目をつけないところに目をつける」
という話で大盛りハンバーグ+エビフライ大会でした。

午前中某氏が某おでん持って寄ってくれました。

1月14日(金)
さっさとホームページの改築にかかります。
来月末かなあ。

ガラスを磨きました。
ついでに怪獣たちも拭いてキレイキレイにしました。
ギャンゴって彫りが多いから手間かかりますね。
15年間友だちが一人もいないギャンゴ

1月13日(木)
ようやく
XPSP2にバージョンアップした。
家電店ラオックスでもらったウインドゥズのCDからインストしました。
今のところ問題なし。

「Mac mini」にココロ揺さぶられる。

マッサージに行ってウオーターベッドに寝る。
ゴクラク。
低料金¥500高性能。

NHKBSハイビジョンで本日夜八時から「世界のオートバイ大百科」。
クラシックバイクもいっぱいでます。
中沖満さんの監修です。
ご覧ください。
僕は見られないのでダビングしてもらいます。
▼詳細http://www.nhk.or.jp/bs/


SP2にあわせてメールソフトをバージョンアップしたのはイイが。。。。
データーが飛んでしまいました。
まったく移行はできませんでした???
バックアップはしてあるモノの・・・
もしかしたらメールでの連絡がつかない場合もあるかも知れませんので、
おなじみさんはメールください。

メールデーターは手作業で修復しました。
やれやれ

1月12日(水)
某氏の某コレクションを拝見する。
ランチを一緒したあと丸一日、コレクションを拝む。
研究も情熱も濃い。
帰り際マンションの通路から東京タワーが見えた。
そのタワーの上になぜか雷坊やのような丸い顔がくっついているように見えたのは
コレクションの熱にやられたせいだろうか。

反省
結局年末恒例
「2004年日本駄玩具大賞」の開催ができませんでした。
皆さんの眼が高度になりすぎたせいと
モノがでなかったこと。
でもやっぱり反省。m(_ _)m
もういちど、駄玩具大賞の名品キラキラ

名古屋に「マタンゴ」という名前のカレー屋があって
そのあとにできた古本屋がさらに怪しいという。

1月11日(火)
骨董屋征次郎京暦(火坂雅志・実業之日本社¥1700)
江戸が明治にかわって茶道具の値段が暴落した。
大顧客であった大名・旗本が没落したからだった。
小説だが一骨董屋としても参考になる。
アンティークを愛するすべてのひとにお薦め。

1月10日(月・成人の日)
人類の文化の最終的な成果というものは、
人類が本来保ち続けてきた素朴さに対する報酬以上のものではないように
私には思えるのである。
(ロード・ダンセイニ「現代」稲垣博訳)

冬の澄みきった空気の日に
空を眺めていると
青空と青空の間に何かが隠されているような気がする。

1月9日(日)
昨日本年最初の日はいきなり延長戦スタートでした。
九時までしゃべってました。
出版社の工作舎のサイトから来た空想はじめてのお客さんで
だって天心の話が出たり織部焼きの話が出たんだもん。
ギララ気に入ってもらえたのかなあ。

岡倉天心はなにかコレクションしていたんですか?
と、聞かれました。

朝イチの電話で僕の本の問い合わせ。
「怪獣玩具の冒険」は空想雑貨の在庫はありません。
アマゾンで左上のサーチ欄に「本の名前か僕の名前を入れて」検索してみて下さい。
http://www.amazon.co.jp/
出版社とは【絶縁状態】なので現在どうなっているのかわかりません。

浅草の母あかねさんに年始の挨拶
久しぶりです。
おばちゃんは元気でした。
いつまでも元気でいてくれないと困りますが。

1月8日(土)
今日からお店はスタートです


大晦日は東京は大雪だったそうな。
空想雑貨店主は南国鹿児島の霧島温泉へつかってまいりました。
でもねえ、お土産品やいろいろ覗いたけれど
ないねえ。
こけし探してみたんですけど。
そもそも店がないし、
古くさいものなんか街からキレイに消えていました。
今さらわかったことじゃないんだけれど。

2004年空想雑貨で最後に売れたものはなんでしょう?
東京タワーの袋入り木の模型
めんこ
旧イマイのプラモデル電人アロー
公害怪獣ヘドラのビニール人形(ブルマァク)
マルサンのプラモデル完成品モーター版ポインター(ウルトラセブン登場のスーパーカー)
歌うオバケのQ太郎人形(30センチ)

★答えは1東京タワーの木の模型でした。


今年の日記のタイトルにある《プリセッション》とは
必然的な偶然のこと。
一生懸命働いていると
知らず知らずのうちに
他の花を咲かせるという「いいこと」をしていたミツバチのように。
自己に誠実になることが
知らず知らずのうちにまったく関係ない他者を関連づけ開運させていくように
なにか良いことが待っているかも知れませんよ。

飛行場から帰りのモノレールの窓越しに
見捨てられたホテルのむこうに
川とガソリンタンクと小さな街の上に
正座しているような富士山が見えました。

全国の露店などで偽1万円札事件
よりによってテキ屋さん相手に偽物をつかませるなんて。
シデー世ですこと。

新年初キントト文庫で買った本

めんこ 京都書院・鈴木佳行著
めんこ・ビー玉(おもちゃ博物館4) 京都書院・多田敏俊捷著
めんこグラフィティ 光琳出版・鷹家春文著
こけし作り木地師の謎 新國民社・佐治芳彦著
こけしの旅 平凡社カラー新書・こけしの会編 


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