昔のおもちゃ


■昔のおもちゃ屋店主の綴るガンタマ日記2006年11月に続く■


2006年10月31日(火)
秋葉原タワービルにあるガンタマTVスタッフルームに
さしいれ。
徹夜続きには「クロンボコーヒー」と「あんず」。
メンコを持って行ってすこし遊んだ。
テーブルにディアボロがあったので、遊び方を教えてもらった。
本では見たことがあったけど、
遊ぶのは初めて。
中国ごまとも言うらしい。
これは南米で買ったものとか。
ヨーヨーを二本の棒で動かすようだ。

2006年10月30日(月)
「今や不易の正風に眼を開るの時至れるならんかし」
蕪村が芭蕉に帰れといったとか。
おもちゃは浅草に帰るべし。
これはまさに我々のことかな。

川澄むや落ち葉の上の水五寸
(炭太祗たん たいぎ●蕪村の同人・遊郭に住む元僧侶・大酒飲み)

2006年10月29日(日)
近所のお茶菓子
レーズン・ピーナッツ味やシナモン味がある。
しょうが味もいけます。
お客さんからの差し入れでした。
うまっ!


一柳製菓本舗
根岸店
JR鶯谷から根岸に抜ける商店街沿いにあります。
台東区根岸3-1-9
3871-8846
ホームページ

2006年10月28日(土)
僕はいつものように、ポケットにメンコを入れて、
街へ出ました。
香りの専門家たちと青山テアトロ・スンガリーで会食。
紅茶ブレンダーの熊崎君
来春某女子大で香水学と化粧学を教えるTaKaKo嬢。
かたやソフトビニールの匂い?の専門家の僕。
三人であったのは意外にも今回初めて。
モルトウイスキーは海の潮風の匂いや森の木の匂いがする
と教えてもらった楽しい晩でした。
ヨーロッパへ行くつもりはありませんが、
飛行機の中からツンドラ地帯をずっと見てみたいという気になりました。
うしろから
野をゆく風の人よ
多角形の
見取り図
絵のように
送りつづけよ吹きつづけよ
うしろから
野をゆく風の人よ
我が師我が母
我が真実
彼方よりも
高く
彼方から
無の向こうから
中から
送りつづけよ吹きつづけよ

2006年10月27日(金)
宇宙はときどき残酷なことをする。
しかし悲しむことよりも
自分自身の点火のきっかけにしたい。
「カゼ(風)」っていい言葉ねと、
いつかの夏、師はいっていた。

2006年10月26日(木)
元気がないマニアが多いぞ。
いゃ、失礼。にわかマニアのことでした。

2006年10月25日(水)
しないところが粋
歌川豊国の名作三代目中村歌右衛門。
「しばらくも 名残とて 
ふりかへる顔に
雪降る別れかな」の歌を背景に
名優が立つ。
見所は「雪を降らせる」かわりに
着物の柄に雪を配したところである。
日本の美は直接降りかからない。
あくまで間接的に訪れてくる。
そのタイムラグが実は「香り」なのである。

天伝ひ来る 雪じもの(万葉集)

この夏名古屋ボストン美術館で見そびれた
ビゲローの浮世絵肉筆大コレクション
「江戸の誘惑」を
江戸東京博物館(両国)で見た。
ビゲローは米国ボストンの医師で、
東京美術学校校長岡倉天心のパトロンの一人といってもいい人物。
だから非常に興味があった。

浪花家の鯛焼きを食べ
安田庭園を歩く。

2006年10月24日(火)
ヨドバシ秋葉でノートパソコン用に4ポートステックハブを買う

ウインドウズ・ビスタが気になって
YOMIYURI PCや日経PCを読む。

2006年10月23日(月)
ものが入るかどうかより
骨董屋にとって肝心なのは
ものが入ったときどうするか。
ないときでも買ってくれるお客さん
ながいあいだ通ってくれるお客さん。
ことにこういういいお客さんには、・・・・・・高くは売れない。

2006年10月22日(日)
オリジナル怪獣をつくっている本田君が来る。
長話。
夕方大阪の玩具人から電話がある。
ミドルとミニサイズのソフビがかなり入荷したとのこと。
A time to build up♪
A time to break down♪
A time to dance♪
(THE BYRDS)

2006年10月21日(土)
博報堂のプロデューサーとイベントの件で話す。
昔のおもちゃはシンプルで、
スタッフの方が喜んでしまいました、
といわれる。

シンプルでいい
ほんとうに君たちは偉大なる日本のおもちゃたち。
写真のおもちゃは背中に棒がついていて
棒を回すとギリギリという音がする。

2006年10月20日(金)
ノートパソコンにデーターの移行を行った。
長くつかっていた店用のパソコンの電源をはずし、自分の部屋のテーブルに置いた。
ディスプレーの白い部分がピンクになってしまったため
これからは原稿書き専門のマシンになる。

秋の風の涼しさに手元の万葉集を開いてみる。
常はかつて おもはぬものを この月の 過ぎ隠らまく 惜しき 宵かも (雑歌1072)

2006年10月19日(木)
名古屋からソフビの真水氏来店。
ひやにく食べに行く。
コレクターって
コレクションの数でもないし、
投資金額の多さでもない。
コレクターって「情熱」だし「人生」だって事は、
彼の生き方をみればわかる。
ソフビ愛のないコレクターの仮面がはがれる昨今
彼は情熱を持って凄まじきコレクター人生を生きている。
また遊びましょ!

夕方、お客さんと一緒に東海テレビの番組を鑑賞。
ぶらぼー!
藤岡弘、さんのリラックスした表情がとてもいい絵で
お店の雰囲気がそのまま伝わる映像でした。
スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

2006年10月18日(水)
夏は完全に姿を消し
去りゆくアレキサンドリアに別れを言おう。
船の後方に浮かぶ景色。
この景色を前にして
なぜか僕の脳裏に
三十年前に読んだ
ロレンス・ダレルの恋愛小説「アリキサンドリア四重奏」が浮かんだ。

2006年10月17日(火)

▼空想雑貨の紹介記事
※東海テレビの紹介記事から転載しました。
http://www.tokai-tv.com/odekake/
1960年代の玩具を集めたおもちゃ屋さん。
昔おもちゃメーカーの王国だった浅草。
歴史は江戸時代まで遡り、裕福な旦那衆が遊び心に作らせた玩具がルーツ。
しかし浅草のおもちゃが輝いていたのは60年代くらいまでで、
骨のある職人がこだわりぬいたおもちゃがあった最後の時代。
そんな浅草の財産を求めて店主は全国各地を歩き、
自分の目で確かめ、手に取りおもちゃを集め続けている。
おもちゃの背後にあるストーリーやイメージを大切にすることが
お店のコンセプトとなっている。

2006年10月16日(月)
団塊向け強力コンテンツとしての懐かしドラマ

NHKBSで放送中のコンバット、ローハイドなどの往年の名作ドラマが
団塊の世代向けの有力コンテンツということは、
かなり浸透してきたが、
若者層にも受けているというデーターが出てきたらしい。

ところで今日とあるイベント向けに商品を発送したのも、
上のような事情に関連している。

実写版鉄人28号のメンコを並べておいたら、
あっという間に売り切れてしまった。

店のインテリアをすこし変更した。


2006年10月15日(日)
お知らせ
特に名古屋の皆さんこんにちは、初めまして。
空想雑貨店主です。
東海テレビ「おでかけパレット」に登場しています。

【放送日時】《朝》9時半から10時
【番組内容】秋の東京下町情緒に触れる旅
【出演】藤岡弘、さん・大東めぐみさん
【ホームページ】http://www.tokai-tv.com/odekake/

2006年10月14日(土)
イベントの依頼。
最近妙な具合に忙しいのである。

よいとか悪いとかは無意味と哲人は述べた
月光仮面とは直接関係ないけれど、
愛読書の巻頭部分をすっかり忘れていることに気がついた。


永遠に再生し続ける宇宙の成功に相補性が不可欠である以上、
どちらも宇宙にとってよいものなのである。
(幾何学者バックミンスター・フラー「クリティカル・パス」まえがきより)

2006年10月13日(金)
今日も一日メンコの日でした。


三十個くらい棚に
豪華箱付き日光写真を
棚の上にずらっと並べてみました。


米QUALCOMM社は
電子メール「Eudora」の次期バージョンをオープンソース化し、
無料で提供すると発表。
僕はWin95の時からずっと愛用しているよ。
なくならないだけましたけど、どうなんのかな。
バーズの歌じゃないけど
To everything Turn!Turn!Turn!

2006年10月12日(木)
TURN!TURN!TURN!
人々を峡谷の隠れ家から
海辺のシェルターから
キャンプやコミューンから
名もない場所からひっぱりだして
みんなを踊らせ、ひとつにまとめ、
彼らのナンバーがいかに強力かを実感させた。
人々はボロやベルベット、レーザーやデニムをまとい、
徒歩で、バイクやロールスで、ブーツやチェーンを身につけてやって来た。
プレスはいらだち、歓喜した。

演奏はラウドだったが、美しさと超越的な心地よさを兼ね備えていた。


THE BYRDS グレイテスト・ヒッツ(1967年)ライナーノーツから

2006年10月11日(水)
三日月の存在する理由は
「世の中は空しきものとあらむとぞ この照る月は満ち欠けしける」
月が満ち欠けするのは、
世の中が空しいものだと教えているのかも知れない。
万葉集の古代人は、
月を見てこんな感じ方をしていたという。

2006年10月10日(火)
Googleユーチューブ買収→新聞休刊日→北核実験
我が偏頭痛最悪

2006年10月9日(月)
円地文子版源氏物語を強引に読み切る。
時々につけて、人の、心を移すめる、
花・紅葉の盛りよりも、
冬の夜の澄める月に、
雪の光りあひたる空こそ、
あやしう、色なきものの、身にしみて、この世のほかの事まで思ひ流され、
おもしろさもあはれさも、残らぬ折なれ。

手加減して進歩して欲しい(お客さん)

キックの鈴木秀明チャンプが自転車で寄ってくれる。
彼はいま錦糸町でキックの道場を開いている。

2006年10月8日(日)
昨日の月
宇宙の大多数は見えなくて、
見える部分は少数派。
わずか5パーセントという話を聞いたことがある。

長い棒に十枚くらい重なったレコードが
上から次々に落ちてくる。
むかし音楽評論家の家でみた不思議なプレーヤー
たぶんBSR社のオートチェンジャー付きレコードプレーヤーが気になってきた。
サイモンとガーファンクルの曲がかかっていたのを覚えている。

2006年10月7日(土)
陽ざし
雨が上がって今日はお空はいい天気になりそうだぜ
昨日はパソコンのデーター移行で手こずりました。
オバケのQ太郎でやはり腕が回って
ころころ動き出すモノがあったけど、
それの流用かな。
ゼンマイで転がります。
そおれっー

2006年10月6日(金)
ゲテLOVE
こけしのアタマ
かなり大きい
買い取りした箱の中に入っていたモノ。
胴体はなかった。
友だちからはきっといわれそう、ゲテLOVEって。
でも僕は好きです、なんといわれても。

Winビスタなんて期待も信用もしていないさ、でもね・・・・・・
元マイクロソフト古川会長の発言。
<http://furukawablog.spaces.live.com/blog/cns!156823E649BD3714!6411.entry?_c11_blogpart_blogpart=blogview&_c=blogpart#permalink>

2006年10月5日(木)
倉庫を整理していたら、こんなモノが出てきました。
緑商会のモグラスさんの
これって完成品です。ドリルが回る。
けっこう大きいです。
れっきとした駄菓子屋の台紙付きのもの。
これって緑商会のSF戦車モグラスもどきじゃないのかい?

2006年10月4日(水)
dip in the pool「Lascia ch'io pianga」を
ほぼ一日
秋の陽の中へ小鳥を放すように解き放していた。
部屋の中にこもれびがさし空気が紅茶の色に染まっていく。
僕はずっと原稿のことを考えていた。
神様、いつまでも想像力の船に乗っていられますように。

2006年10月3日(火)
いつの間にやら今年もあと三ヶ月をきってしまった。
十一月になると、突然年末が近づいてくる気がするのだが。
今年こそ源氏物語を読もうと思って
ガイドブックと文庫を交互に読んでいるけれど、
なかなか感情移入できない。
源氏が亡くなる少し前に詠った歌はさすがの風格。
訳そうとするよりも
目をつむり何回も口に出して
歌の気配を感じてみるようにする。
大空を通うまぼろし 夢にだに見えこぬ 魂(たま)の行方尋ねよ

2006年10月2日(月)
DJでミュージシャンの方から
ブログで画像をつかわせて欲しいという申し入れがあったので、
了解しました。
おもちゃはコレクターだけのモノではないと考えています。
金太郎が民俗学者のモノではなくみんなのモノであるように。

2006年10月1日(日)
季節の変わり目。
とくに大好きな夏から秋に移り変わるときは、
一瞬だけだけど気が滅入る。

「職人芸の分かるおもちゃをなにか一品」とリクエストされて
とっさにおもちゃを出してみせるには
ふだんからよく見て感じてメモして書いたりして考えておくより方法はない。

最近ジーパンのポケットにメンコを入れて
いつでも遊べるようにしているので
駅の改札で切符と間違えてメンコを出しそうになった。
「メンコしょう!」


■過去の


ガンタマ日記
1998年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
1999年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2000年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2001年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2002年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2003年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2004年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2005年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2006年 1 2 3 4 5 6 7 8 9
■浅草の懐かしおもちゃの秘密基地・空想雑貨■