■空想雑貨


■Nextガンタマ日記へ続く■


2007年1月30日(火)
なぜソフトビニール人形が好きかと問われれば、
こう答えるのです。
僕は縄文土器が好きなんですが、
他にも
ミロの原始芸術

カンディンスキーの抽象画
もちろん岡倉天心一派の朦朧体(もうろうたい)絵画も※天心の絵も


こういうのを複眼で見ていくと
僕にとってのモダンアートのひとつが
マルサンソフビと見えてくるわけです。

それは今でたとえるならば
ららぽーと豊洲から見えるお台場の観覧車の
すきまに消える夕日のようにきれいな
絶えず呼びかけてくれるあるモノだからです。
僕は天然界ではディフェクトスタンダードな
目には見えないけど絶えず呼びかけてくれる大きなヒビキを
ナノテク単位で受信したいわけですから。


知的なモノの蒐集を意味する
コレクションという
コトバのうまれた無垢な時代に立ち返ってみれば、
そのうるわしき横町の路地のそのまた奥に差し込むヒカリを訪ねては
溜め息をついたり
しのんでみたり
自分なりのキャンパスをたててスケッチに励んだりするわけです。


2007年1月29日(月)
SONYの会社設立趣意書
「真面目ナル技術者ノ技能ヲ最高度ニ発揮セシムベキ
自由闊達ニシテ
愉快ナル理想工場ノ建設」

のどが痛かったので
話すのも不自由でなにかいらいらしていたので
ひたすらおもちゃを磨いていた。

2007年1月28日(日)
月が美しいのは、
雲の影がかかっているからだ。
茶湯の開祖村田珠光がおよそこんなことを言っていた。
僕が思い浮かべていたのは、
怪獣ソフトビニールの経年変化による退色や
皮膚に刻まれた年月の傷という勲章のことだった。

月も雲間の無きは嫌にて候。
ソフビ人形もくすみの無きは嫌にて候。

2007年1月27日(土)
客商売が楽しいのは、
思いもかけないヒトと知り合えるから。
浅草ビューホテルへ来たお客さんが寄ってくれました。
いっぱいあるなー
あきないよね
店のことをいってもらって光栄です。
店主も幸せな気分でした。
さて今日は今日でどんな未知が扉を開けてやってくるのだろう。

2007年1月26日(金)
朝はやくも五百円マッサージにかかる。

ウインドゥズXPのサポートが延長された。
これでビスタでなく、六万円台のデル製XPがうれるのではないかい?
http://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/homeeol/default.mspx

朝不意にわかったこと。
岡倉天心の名著「茶の本」は
最終章から逆算して考えられていたんだね。
茶会の締めくくりは
「利休の死」なんだね。
このお手前を飲み干せない限り、茶は味わえない。

2007年1月25日(木)
けん玉名人の千葉さんは
事前にどのけん玉の技がいちばん受けるかをチェックしてから
本番に望むという。
やっぱり参考になりますね。
千葉さん開発の「秘技けん玉三回転ツバメ返し」の映像も見られます。
日本けん玉協会

けん玉もまた、おもちゃの故郷浅草がルーツでした。

今のような形の“けん玉”は、日本人が発明したものです。
大正の頃、浅草のおもちゃやさんが考案したとされています。
(けん玉協会のホームページQ&Aから)

2007年1月24日(水)
曇り空
銀行の帰り大好きな志乃多寿司浅草店のおいなりさんを
(神田志乃多寿司よりも甘めでどちらかといえばこっちが好み)
ふたつ買って帰ろうと思ったら定休日で、
山本屋総本家浅草店で味噌煮込みうどんを食べたが、なんか中途半端だった。
家人が歌舞伎帰りの定番で
今日は「梅初春五十三驛うめのはるごじゅうさんつぎ」
166年ぶりの大復活だそうな、見たかったな。

日本橋弁松のお弁当をお土産に持って帰ってきた。
とくに豪華というわけでもないけれど、
味は甘くてこってりしているんです。

「よろしき面影をもととし」
池坊専応口伝を少し調べる

2007年1月23日(火)
朝五百円マッサージへ。
昼から秋葉原タワービルで三丁目の夕日のうちあわせ。
終了後ディレクターのジリジリから
歌舞伎を題材にしたアニメをみせてもらう。
秋葉原裏通り


そのあとお茶の水キントト文庫へ顔を出す。
ぶらついていたら
神田神保町の書泉裏の30年は変わらなかった一角が
更地になっていた。

それでは川村珈琲にでも寄ってと思ったら、
なんと工事中のビルに変わっていて、店がなかった。
なんかの間違いなら良いんだけど。

けっきょく須田町路地裏の高山珈琲にはいった。
ブルーマウンテンの珈琲の味を確認したくなった。

クリエイティブと名乗りたいモノならば、
詩人であれ、デザイナーであれ、職人をめざすのであれ、
アナログであるか、デジタルであるかにかかわらず
講義を受ける必要がある。
ダンセイニ卿「詩霊」を読み返す。
―それは時を超えて何処かの国で同胞に出会うまで旅を続けるのだ―
緑色のマーカで線を引く。

帰り際マスターから「行ってらっしゃいませ」といわれる。
ここの店は言葉遣いまで味がひきたっている。

2007年1月22日(月)
関心があること、誰かうまく説明してくれないかなあ?
「石炭の天ぷら」の話です。
納豆よりも石炭の天ぷらです。
納豆は毎日百回かき混ぜる係をしているから、僕は体調良いです。

経済産業省と神戸製鋼所が、
褐炭など品質の低い石炭にアスファルトを絡めて油で揚げ、
「てんぷら」にして、
品質を高める事業の実証プラントを3月からインドネシアで建設する。
水分を多く含み、熱量が低いため、
ほとんど利用されていない低品質炭を
高熱量、低公害の高品質炭に加工する。


神戸製鋼所の研究開発で、
砕いた低品質炭を液体状のアスファルトでコーティングし、
水分の浸透を防ぐなどをしたうえで、
軽質油で揚げて加熱・脱水し、
豆炭状に形成すれば、
高品質炭とほぼ同じ熱量が得られることがわかった。


世界で約9800億トンと推計されてる可採石炭埋蔵量の
約半分を占める低品質炭が有効利用できれば、
世界的なエネルギー価格の上昇に歯止めをかける効果も期待できる。
2007・1・20「読売新聞」


NHK『冬・奥出雲・・山林大地主の村』を偶然見た。
奥出雲筆頭鉄師頭取・田部家の一年間の記録。
昭和62年2月20日の再放送。
20代最後の夏オートバイで出雲大社まで行こうとしたことがあった。
結局は丹後半島の元伊勢神社までしか行かなかったのだけれども。

2007年1月21日(日)
おもちゃ屋さんの正装
前掛けをして番組に出ました。
角面子、丸面子、紙製玩具と文字が入ったものです。

我が家も和菓子屋の端くれなので、
子供の時から前掛けをしめた小僧さんや職人を
あたりまえのように見てきました。
前掛けをしめると気分がシャンとします。

動物モノのおもちゃは
ヒーロー誕生以前のヒーローたちなのでした。
たぶん熊・猿・犬が玩具化の三横綱だったと思います。
犬のおもちゃって多いですね。

2007年1月20日(土)
発売中です、「団塊パンチ第4号」
エッセー書いてます。


この子の件で女性セブンさんから問い合わせがありました。

2007年1月19日(金)
犬のおやつ・ごはん研究家のDeco先生の番組で
駄菓子屋「おやつ」対決!
明日土曜日ドッグの料理ショー(13時)に出演します。



さらに夜は
日本のプラモデルの大御所たちとシークレット懇談会。
当時の模型屋の写真を持って遊びに行く予定です。

2007年1月18日(木)
浅草日本堤のカフェ・バッハへ行く。
アップルパイが上出来でした。
東京の古都浅草には、魔法のようなお店が何軒もあって
蕎麦でいえば竜泉の角萬(ひやにく)や
根岸の洋食香味屋。
コーヒーのバッハもその一つ。
アンティークトイの空想雑貨も
そんな店のひとつに加えられたらいいなぁと思っている近頃です。
なんてったっておもちゃは浅草が世界一だったころの地場産業なのですから。

秋葉原おばけビル


秋葉原のビルが好きだ。
太陽の角度やビルのガラス窓の向き
工事中のビルの身長によって
通常見ているビルとは別個に
おばけビルが誕生している。
通行人は気がついていない。

2007年1月17日(水)
休みの日にはコーヒーでも淹れながら
ソフビの物語を楽しもう。

http://www.glaubell.net マルサン商店1966年製カネゴン
ソフトビニール人形

2007年1月16日(火)
今日から十二年に一度の良い運気に星座がはいる
そう家人に教えてもらった。

そういえばテレビ局から不二家騒動のせいか
ペコちゃんの人形を貸してくれという連絡があった。
複雑な心境。

2007年1月15日(月)
金太郎の研究の結論メモをとる。
十年近く金太郎の原型イメージを追ってきたが、
自分なりにようやく納得してたどり着いた結論が出た。
解明解読した。
僕は当然だがおもちゃ研究家であり、
そして金太郎研究家でもある。
胸を張って言える。

いま話題の不二家にも1960年代には
【金太郎の腹掛け】をしたオバケのQ太郎が
ペコちゃんと店頭で一緒に並んで
子供たちを出迎えていました。

GoGo金太郎!

2007年1月14日(日)
今日は寒いしお客さん来ないし、
そのくせ電話だけは多いし、
お腹もすいてきたし
そろそろ閉めようかなと思っていると、
初めてのお客さんがやってきて、
パパパッと買っていってしまう。
これだから骨董屋は面白いのかも知れない。

2007年1月13日(土)
羽生王将対挑戦者佐藤棋聖の将棋ライブ中継を見ていました。
安全な勝ち方で勝つよりも
たとえ負けても「積極的な負け方」の方が
どうも長いスパンで見ると成長させてくれるような気がした。

メディアにでるときに心がけていることは、
必ずおもちゃを持って行って
必ず「おもちゃ=江戸浅草風流文化」ということを一言発言すること。
それがおもちゃの番組でなくても。
近々出演します。

2007年1月12日(金)
昨日は延長戦で常連と話しこんでいるところへ
スペイン休暇帰りのジリジリディレクターから電話。
浅草B級グルメツァーに行きたいということなので、
急きょ餃子の末っ子へ行く。
週二日しかあけない目黒のバーのオーナー氏と僕とジリジリで
そのあとも緑色の内装のカフェフラミンゴでおしゃべり。
今年はばんばん楽しくなりそうだ。

常連氏から電話があり、
なんと仮面ライダー藤岡弘、氏から「職場あてに」年賀状が来た、とのこと。
番組出演者から年賀状が来ることはめったにないのに、
なんと丁寧なこと。
心配りがすばらしい。

2007年1月11日(木)
昨日アラスカからのネット中継で
まりの・るうにいのパステル画のようなオーロラを見た。
るうにいさんはお元気なのだろうか。
僕は20代の初めのころ彼女からたくさんの美しい見方を教わった。


「江戸名所図絵」という当時のガイドブックのような本がある。
そこでは
隅田川を江戸発展のなかで位置づけしようとしている。
(江東区深川江戸資料館の資料ノートより)
おもちゃと隅田川も切っても切れない縁があった。
そのことも今年は少し強めに発表していこうと思う。

2007年1月10日(水)
Webラジオから流れてきた「O Pamela」(Nouvelle Vague)に聞き惚れる。
1980代初頭のニューウェーブの名曲をボサノバへ変換して歌っているらしい。
人形アニメーションの巨星イジィ・トルンカの作品集を見終える。
「おじいさんの物々交換」の話が好みだ。

今年は新しいこととドンドン出会いドンドン吸収して
圧縮点火爆発排気そして還元させて行く年になりそうだ。

深川のおふどうさんへおふだを返しに行く。
その足をのばして
話題の東京湾岸「ららぽーと豊洲」まで行く。
まるで東京がタイムマシンに乗って原始へ帰ったようなそんな錯覚すらする。
未来が過去の中にすっぽり収まっている。
クレーンの間から水辺に夕日が落ちる。
1月の空にグラーデションがかかる。
ここは東京ではない別の水の惑星のようだ。

2007年1月9日(火)
名作とは名品とはなにかと問われれば、
この人のこの歌に説明してもらうのが良いだろう。
おもちゃも含めて美術全般に言えることだ。
芭蕉門下江戸の定家とよばれた服部嵐雪。
テキストは

名月は絶えたる滝のひかりかな

禅的解釈をする向きもあるようだが、
ぜひ見えずとも光量ゆたかな水の目撃者になっていただきたい。

青山ブックセンターで本を買い込み
外苑前セラン(KIHACHI)で読書

1)言語を生みだす本能(上下) ステーブン・ビンカー著・NHKブックス
2)脳のなかの水分子 中田力著・紀伊國屋書店
3)CSS Zen Garden Book 毎日コミュニーケションズ

2007年1月8日(月)
近くの鷲神社(おとりさま)へ行ってお参りしたあと七草がゆをもらう。
七草がゆの由来を追ってみると、
江戸で一般化したようで
元は平安時代の宮中にさかのぼり
中国様式を取り入れたものとある。
しかし、どうか?
日本文化のやっかいなことは、
中国輸入という形式を取り入れつつ、
地のものを発展させて来たという複合構造化にある。

コレクションには必ずエピソードがあります。
僕の店に通って十年たったお客さんがいて、
十年たったから記念に良いものを欲しいといわれたので、
店のとっておきをお出ししました。

野望のあるコレクターほど細部を過信する傾向がある。
僕は「マルサン商店=石田実」という大きな物語を感じていたいし、
物語の可能性を信じている。

科学は見せようとする呪縛から逃れることはできない。

星間展開力

希望は観測計量できないが、
光として感じることはできる。

既存のものにクールな要素を付け加えるというのが“Apple流”のや り方だ。
(市場調査会社Creative Strategiesのアナリスト)

2007年1月7日(日)
チェコのアニメーション作家イジィ・トルンカの
人形劇「真夏の夜の夢」(シェークスピア原作)のDVDをアマゾンで取り寄せる。

おもちゃは古来ひとがた(人形)といった。
人形を海に戻してたましいを清めたりする風習はいまも続いている。
おもちゃとしての営業目的とは別に魔術的な性格は
この作品の中でも十二分に感じることができる。

整理すると
人形の古代的人格が「ひとがた」
人形の近代的人格が「おもちゃ」ということです。


2007年1月6日(土)
朝つめたい雨が降っています。
ロンドンへ休暇で行ったジリジリ君からのメールでは、
あちらのこども博物館にも「ヘビごま」が展示してあるとのことです。
レプリカのロビーのお土産は買わないように注意しときました。

2007年1月5日(金)
本日スタートです。
今年もおもちゃと楽しく遊びましょうね。
「昔のおもちゃは職人が一生懸命つくっているから面白いんです」


おもしろいけど、儲からない。
骨董屋の大将がやってきました。
少し話しこみました。

今までは出てきたおもちゃは○だらけに持って行っていたようです。

骨董はいくらでも出てくるよ、金さえ出せば。
あんたたちのほうはそういっちゃなんだけど、
ものがないだろ。
みんな捨てられちゃってるから。

またいろいろ聞いてみようかなと思いました。

2007年1月4日(木)
年始回りその他
お店は明日から営業です。

郷土玩具 鯛車(鹿児島)

2007年正月(2006年暮れ〜)

めずらしくファンタジーが一冊、
骨董の勉強本が一冊。
他には木製玩具をひとつ購入。

薩摩切子(ガラス器。別名薩摩ビードロ。日本風ぼかしで有名)
色と文様に感心する。
とくに藍色のグラデーション。
花瓶をじっと眺めていた。

思うんだけど、
【グラデーションという概念】
ことに芸術(文学から美術)の秘密を解く鍵なんだよね。
もう少しいうと、
「グラデーションのKNOW-HOW」を自覚したものたちだけが
アートを自由自在に操れるってこと。

ファンタジーでは「黄昏の防波堤」(ロード・ダンセイニ)だったり、
この薩摩切子のぼかしだったり、
菱田春草や下村観山の絵画朦朧体に該当したり、
玩具ではご存じ、ガラモン一期の塗装だったりするわけです。
科学的に記述すれば、「ダークマター暗黒物質」ということになります。
東洋風にしゃべれば、
「陰陽の再確認」といえば老子には笑われないでしょう。

我々は可視領域ばかりで(無自覚に)生活していると思っている錯覚が
大人になればなるほど続いているのですから。

◆キキ・ストライクと謎の地下都市(キルステン・ミラー/理論社)
大人になったら、危険(デンジャラス)になりたいんです

◆〜幻の至宝〜柴窯(さいよう)発見(對中如雲/祥伝社)
陶磁器の鑑定は、「五感」を総動員して行なう。
手で触れ、匂いを嗅ぎ、音を聴く。
香炉なら香を焚き、花瓶なら花を生けてみなければ、
その本来の姿を知ることはできない。

銀河新年
■磯庭園から見た火山島桜島


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■浅草の懐かしおもちゃの秘密基地・空想雑貨■